準動詞の読解の全体像

準動詞の読解の全体像

1つの文の中に -ing や to do、分詞がいくつも出てくると、「どれが述語動詞?」と混乱しがちです。準動詞(分詞・動名詞・不定詞)は動詞に似ていても述語ではありません。下の英文で見分けを練習しましょう。

目次

今回読む英文

まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。

Convinced that investing in education was the most effective way to reduce poverty, the government decided to allocate a significantly larger portion of the national budget to building schools in rural areas.

語彙チェック

convince
〈人〉を確信させる
invest
投資する
effective
効果的な
reduce
〈物事〉を減らす
poverty
貧困
allocate
〈A〉を(B に)割り当てる
portion
部分
budget
予算
rural
農村の
自分で訳したら答え合わせ
教育への投資が貧困を減らす最も効果的な方法であると確信し、政府は国家予算のこれまでよりかなり大きな部分を農村地域に学校を建設することに割り当てることを決定した。

構造

分詞構文
Convinced that investing in education was the most effective way to reduce poverty
教育への投資が貧困を減らす最も効果的な方法だと確信して(being 省略の分詞構文・受動)
S
the government
政府は
V
decided
決定した
O
to allocate a significantly larger portion of the national budget to building schools in rural areas
国家予算のこれまでよりかなり大きな部分を農村部の学校建設に割り当てることを(to do=名詞的用法)

読解のポイント

1
文頭の -ed / -ing + カンマ は分詞構文
文頭の Convinced … , / Having … , は分詞構文。主節より前の事情を「〜して/〜されて」と添えます。意味上の主語は主節の主語。
2
主語・目的語の位置の -ing は動名詞「〜すること」
investing in education(主語)や、動詞の後ろの -ing は動名詞「〜すること」。be 動詞がなければ進行形ではありません。
3
「to + 名詞/動名詞」の to は前置詞(後ろは -ing)
allocate A to B / look forward to の to は前置詞で、後ろは動名詞(to building)。「to + 動詞の原形(不定詞)」と取り違えないようにしましょう。

練習問題

今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。

Hoping to attract international attention, the organization published a report documenting the environmental damage caused by illegal logging in the region.
自分で訳したら答え合わせ
国際的な注目を集めることを望んで、その組織はその地域での違法伐採によって引き起こされた環境被害を記録した報告書を公表した。
まとめ

1文の述語動詞は原則1つです。文頭の -ed/-ing + カンマは分詞構文、主語・目的語位置の -ing は動名詞、allocate A to B の to は前置詞(後ろ -ing)。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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