too … to do は「〜すぎて…できない」と暗記していても、not がどこにも書かれていないのに訳に否定が出てくる理由まで説明できますか。enough の位置とあわせて、程度を表す不定詞の読み方を整理します。下の英文には両方が出てきます。
目次
今回読む英文
まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。
The instructions were too complicated for most users to follow without help, yet the company was proud enough of its design to ignore the complaints for years.
語彙チェック
instructions名
説明書
complicated形
複雑な
follow動
〈指示など〉に従う
design名
デザイン
be proud of熟
〜に誇りを持っている
ignore動
〈苦情・声など〉を無視する
complaint名
苦情
自分で訳したら答え合わせ
その説明書はあまりに複雑で、大半の利用者は助けなしには従えないほどだった。それでも会社は、何年もの間その苦情を無視するほど、自社のデザインに誇りを持っていたのである。
構造
S・V・C
The instructions were too complicated
説明書はあまりに複雑だった(too = 程度が基準を超えている印)
意味上の主語
for most users
大半の利用者が(to follow の意味上の主語)
程度
to follow without help
助けなしに従うには(複雑すぎた)(too とセットの不定詞)
逆接
yet
それでも
S・V・C
the company was proud enough of its design
会社は自社のデザインに(〜するほど)誇りを持っていた(形容詞 + enough の語順)
程度
to ignore the complaints for years
何年も苦情を無視するほど(enough とセットの不定詞)
読解のポイント
1
too 〜 to do は「…するには〜すぎる」——否定の意味は too が作る
too complicated to follow = 従うには複雑すぎる。「基準を超えている」という too の意味が、「だから従えない」という否定を生みます。not は書かれていなくても、訳には「〜できない」が現れます。for A は to do の意味上の主語です。
2
enough は形容詞・副詞の後ろ——「…するほど(十分に)〜」
proud enough to ignore … = 無視するほど誇りを持って。enough proud の語順は誤りです。名詞に付くときは enough money to buy it のように enough が前に出ます。
3
迷ったら so 〜 that に書き換えて確認する
too … to do ≒ so … that S cannot do、… enough to do ≒ so … that S can do。that 構文に言い換えると、程度と結果の関係がはっきりし、訳のねじれを防げます。
練習問題
今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。
The lecture was clear enough for first-year students to understand, but the professor spoke too quickly for anyone to take complete notes.
自分で訳したら答え合わせ
その講義は、1年生でも理解できるほど分かりやすかった。しかし教授があまりに速く話したので、誰も話のすべてをノートに取りきることはできなかった。
まとめ
too 〜 to do は「…するには〜すぎる」で、not がなくても否定の意味が出ます。enough は形容詞・副詞の後ろ。迷ったら so 〜 that に書き換えて確認します。
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