複合関係詞 whoever・whatever

複合関係詞 whoever・whatever
目次

導入

複合関係詞は、関係詞に -ever が付いた形です。

whoever, whatever, whichever は名詞節を作り、「〜する人は誰でも」「〜するものは何でも」という意味を表します。

whenever, wherever, however は副詞節を作り、「いつ〜しても」「どこで〜しても」「どれほど〜でも」という譲歩の意味を表すことが多いです。

この記事のポイント(読了6分)
  • whoever は「〜する人は誰でも」
  • whatever は「〜するものは何でも」
  • whenever / wherever は副詞節
  • whatever は名詞節にも譲歩にもなる

基本

複合関係詞の中心は、範囲を限定せずに全部受けることです。

whoever comes は「来る人は誰でも」、whatever you say は「あなたが何を言っても / 言うことは何でも」という意味になります。

複合関係代名詞は名詞節として主語・目的語になります。複合関係副詞は副詞節として譲歩や条件を表します。この働きの違いを分けて考えます。

種類 主な意味 働き
複合関係代名詞 whoever 〜する人は誰でも 名詞節
複合関係代名詞 whatever 〜するものは何でも / 何を〜しても 名詞節・譲歩
複合関係代名詞 whichever どちらを〜しても / どれでも 名詞節・譲歩
複合関係副詞 whenever いつ〜しても 副詞節
複合関係副詞 wherever どこで〜しても 副詞節
複合関係副詞 however どれほど〜でも / どんな方法で〜しても 副詞節

whoever は「〜する人は誰でも」

whoever は anyone who に近い意味を持ち、名詞節を作ります。

Whoever wants to join us is welcome. は「参加したい人は誰でも歓迎です」という意味で、whoever wants to join us 全体が主語です。

Whoever breaks the rule will be punished.
規則を破る人は誰でも罰せられる。
You can invite whoever you like.
好きな人を誰でも招待してよい。

whatever は「〜するものは何でも」

whatever は anything that に近い意味で名詞節を作ります。

You can take whatever you need. は「必要なものは何でも持っていってよい」です。

I will do whatever I can.
できることは何でもします。
Whatever he says is important.
彼が言うことは何でも重要です。

whenever / wherever は副詞節

whenever は「いつ〜しても」、wherever は「どこで〜しても」という副詞節を作ります。

Whenever I see this picture, I remember my childhood. は「この写真を見るといつでも、子ども時代を思い出す」です。

Whenever you need help, call me.
助けが必要なときはいつでも電話してください。
Wherever you go, I will support you.
あなたがどこへ行っても、私は支えます。

判別のコツ

whatever は名詞節にも譲歩にもなる

whatever は文中で名詞節として働くことも、譲歩の副詞節として働くこともあります。

I will buy whatever you recommend. では buy の目的語です。

Whatever you say, I will not change my mind. では「あなたが何を言っても」という譲歩です。

Choose whatever you like.
好きなものを何でも選びなさい。名詞節。
Whatever happens, we must stay calm.
何が起こっても、冷静でいなければならない。譲歩。

however + 形容詞 / 副詞

however は「どれほど〜でも」という意味で、形容詞や副詞を直後に置くことがあります。

However difficult the problem is, we must solve it. は「その問題がどれほど難しくても、解かなければならない」です。

However busy you are, you should sleep enough.
どれほど忙しくても、十分に眠るべきです。
However carefully he explained it, I could not understand.
どれほど注意深く説明しても、理解できなかった。

no matter wh- との書き換え

譲歩の複合関係詞は、no matter who / what / when / where / how で書き換えられることがあります。

Whatever you say は No matter what you say、However hard it is は No matter how hard it is に近い意味です。

Whatever he says, I will go.
No matter what he says, I will go.
Wherever you live, you need friends.
No matter where you live, you need friends.

よくある間違い

間違い 1

誤りWhoever will come, tell him to wait. と will を使う
正しくはWhoever comes, tell him to wait. / If anyone comes, tell him to wait.
理由-ever 節の中では、未来の内容でも現在形を使います。

間違い 2

誤りHowever he is rich, he is not happy.
正しくはHowever rich he is, he is not happy.
理由however が程度を表すときは形容詞 rich を直後に置きます。

間違い 3

誤りI will buy whatever you will recommend.
正しくはI will buy whatever you recommend.
理由-ever 節の中では、未来の内容でも現在形を使うのがふつうです(名詞節・譲歩節のどちらでも同じ)。

まとめ

複合関係詞は、関係詞に -ever が付いた形で、範囲を限定せずに「誰でも・何でも・いつでも・どこでも」を表します。

whoever / whatever / whichever は名詞節になることが多く、whenever / wherever / however は副詞節になることが多いです。

譲歩の意味では no matter wh- との書き換えも押さえましょう。


この章の進行

次は、関係詞の中でも 関係詞の発展表現 を整理します。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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