主語と動詞の一致

主語と動詞の一致
目次

導入

英語の動詞は、主語が単数か複数かで形が変わります。

Each of the students has a locker. のように、主語が長くなったり each や as well as が入ったりすると、どの語に動詞を合わせるかで迷いが生まれます。

この記事では、主語と動詞の一致(単数・複数の一致)のルールを、迷いやすいパターンごとに整理します。

この記事のポイント(読了7分)
  • each / every / either of 〜 は単数扱い(either A or B は近い方)
  • A and B は複数、A or B は近い方に一致
  • A as well as B は A に一致
  • the number of は単数、a number of は複数

基本

大原則は「主語の核となる名詞に動詞を合わせる」です。

主語のかたまりが長くても、動詞の形を決めるのは核の1語です。

前置詞句(of 〜 など)は核にならない点に注意してください。

主語の形 単複 注意
each / every + 単数名詞 単数 Each student has a locker. 「それぞれ」でも単数
each of + 複数名詞 単数 Each of the students has a locker. 核は each
A and B 複数 Tom and Ken are brothers. 2人・2つで複数
A or B / either A or B 近い方に一致 Either you or he is wrong. B に合わせる
A as well as B A に一致 The teacher as well as the students was tired. 主役は A
the number of + 複数名詞 単数 The number of cars is increasing. 核は number

each・every・either は単数扱い

each(それぞれ)、every(すべての)、either(どちらか)は、意味の上では複数のものを指していても、文法上は単数として扱います。

each of the students のように後ろに複数名詞が続いても、核は each なので動詞は単数です。

Every window was closed.
すべての窓が閉まっていた。
Each of the answers is correct.
それぞれの答えが正しい。
Either of the plans sounds good.
どちらの案もよさそうだ。

A and B は複数、A or B は近い方に一致

A and B は2つのものを足すので複数扱いです。

一方、A or B・either A or B・neither A nor B は「どちらか(どちらも〜ない)」なので、動詞は近い方(B)に合わせます。

My father and my brother are tall.
父と兄は背が高い。
Either the students or the teacher is responsible.
生徒たちか先生のどちらかに責任がある。
Neither he nor I am to blame.
彼も私も悪くない。

A as well as B・A with B は A に一致

A as well as B(B だけでなく A も)では、文の主役は A です。

動詞は B ではなく A に合わせます。A with B / A together with B も同じで、with 以下は補足の情報です。

The teacher as well as the students was tired.
生徒たちだけでなく先生も疲れていた。
The captain, together with his teammates, was invited.
キャプテンはチームメイトとともに招待された。

判別のコツ

主語の「核」を探す——前置詞句は飛ばす

動詞の形に迷ったら、主語のかたまりから前置詞句(of 〜 / in 〜 など)を( )で外し、核となる1語を見つけます。

One of the students was absent. の核は one なので単数です。

One of my friends lives in Osaka.
友人の1人が大阪に住んでいる。
The color of the leaves changes in fall.
葉の色は秋に変わる。

the number of と a number of

the number of + 複数名詞は「〜の数」で、核が number(単数)なので動詞は単数です。

a number of + 複数名詞は「多くの〜」という意味のかたまりで、後ろの複数名詞が核になり、動詞は複数です。

The number of visitors is growing.
訪問者の数は増えている。
A number of visitors are from abroad.
多くの訪問者が海外から来ている。

時間・金額・距離は「ひとまとまり」で単数

Ten years / five dollars / ten kilometers のような時間・金額・距離は、形は複数でも1つのまとまりと見なして単数で受けるのが普通です。

Ten years is a long time.
10年は長い時間だ。
Five thousand yen is enough for lunch.
昼食には5000円で十分だ。

よくある間違い

間違い 1

誤りEach of the students have a locker.
正しくはEach of the students has a locker.
理由主語の核は each なので単数です。of the students は前置詞句で核になりません。

間違い 2

誤りThe number of tourists are increasing.
正しくはThe number of tourists is increasing.
理由the number of の核は number(単数)です。a number of(多くの)なら複数で受けます。

間違い 3

誤りEither you or he are wrong.
正しくはEither you or he is wrong.
理由either A or B は近い方(he)に動詞を合わせます。

まとめ

主語と動詞の一致は「主語の核となる1語」を見つけることがすべてです。

each / every / either は単数、A and B は複数、or 系は近い方、as well as は A、the number of は単数、a number of は複数——このパターンを押さえれば、長い主語にも迷いません。


この章の進行

この記事は「品詞と文型」の補強記事です。基本に迷ったら、章のまとめから復習してください。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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