関係詞の読解の全体像

関係詞の読解の全体像

関係詞(who / that / which)が次々に出てくると、どこまでが修飾語で、どこから主節の動詞かが見えにくくなります。関係詞は毎回同じ手順で処理できます。下の英文で確かめましょう。

目次

今回読む英文

まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。

The scientist who discovered the high pressure that exists deep beneath the Earth’s surface published a paper that challenged the theory that had dominated the field for decades.

語彙チェック

discover
〈物〉を発見する
pressure
圧力
exist
存在する
beneath
〜の下に
surface
表面
publish
〈物〉を発表する
challenge
〈説など〉に異議を唱える
dominate
〈分野〉を支配する
decade
10年
自分で訳したら答え合わせ
地球の表面深くに存在する高い圧力を発見した科学者は、何十年もその分野を支配してきた理論に異議を唱える論文を発表した。

構造

S
The scientist
その科学者は
修飾
who discovered the high pressure that exists deep beneath the Earth’s surface
地球表面深くに存在する高い圧力を発見した(scientist を修飾/that は pressure を修飾)
V
published
発表した
O
a paper
論文を
修飾
that challenged the theory that had dominated the field for decades
何十年も分野を支配してきた理論に異議を唱えた(paper を修飾/that は theory を修飾)

読解のポイント

1
後ろに欠けがあれば関係代名詞
関係詞の後ろに主語や目的語の欠けがあれば関係代名詞(who / which / that)。欠けが主語なら主格、目的語なら目的格です。
2
関係詞は名詞の修飾語——抜けた先の動詞が主節の V
関係詞節は直前の名詞を説明する修飾語。いくつ入れ子でも、それを抜けた先に現れる述語動詞(時制を持つ動詞)が主節の V です。
3
後ろが完全文なら関係代名詞ではない(同格/関係副詞)
関係詞の後ろが欠けのない完全文なら、関係代名詞ではなく同格の that や関係副詞(where 等)。「後ろの形」で毎回見分けます。ただし in which のように前置詞 + 関係代名詞のときは、後ろが完全文でも関係代名詞です(前置詞+関係代名詞がセットで前に出たため、節の中に欠けが見えなくなっているだけです)。

練習問題

今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。

The report that the committee released last week contains evidence that supports the claim that climate change is accelerating.
自分で訳したら答え合わせ
先週委員会が公表した報告書は、気候変動が加速しているという主張を裏付ける証拠を含んでいる。
まとめ

関係詞は「後ろの欠け」で判定(欠けあり=関係代名詞、完全文=同格・関係副詞)。修飾語を抜けた先の動詞が主節の V です。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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