導入
過去分詞は、規則動詞なら -ed、不規則動詞なら written, broken, seen などの形です。
過去分詞の中心は、受動・完了です。説明される名詞がその動作を受ける側なら、過去分詞を使います。
この記事では、過去分詞を「過去」とだけ考えず、名詞との受動関係、完了の意味、感情を表す形容詞との関係まで整理します。
- 名詞が動作を受けるなら done
- 結果の状態を表す
- 1語なら前、句なら後ろが基本
- 過去分詞は受動態そのものではない
基本
過去分詞の中心イメージは、動作を受けた結果の状態です。
a broken window は、window が break された結果、割れている状態です。
a written report は、report が write された結果、書かれている状態です。
名前に「過去」と入っていますが、過去分詞は必ず過去の意味になるわけではありません。受動・完了・結果の状態を表す形として理解します。
| 用法 | 例 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 名詞修飾 | a broken chair | 壊れた椅子 | chair は break された側 |
| 後置修飾 | the book written by Soseki | 漱石によって書かれた本 | by 句などを伴うと後ろ |
| 補語 | The door remained closed. | ドアは閉まったままだった | 状態を説明 |
| 感情形容詞 | I was excited. | 私はわくわくした | 人が感情を受ける側 |
名詞が動作を受けるなら done
過去分詞は、説明される名詞がその動作を受ける側のときに使います。
the letter written in English では、letter は write する側ではなく write される側です。
だから written になります。
結果の状態を表す
過去分詞は、動作そのものよりも、その動作を受けた後の状態を表すことがあります。
fallen leaves は「落ちてしまった葉」、boiled eggs は「ゆで卵」です。日本語では過去に見えても、英語では今の状態を説明しています。
1語なら前、句なら後ろが基本
過去分詞も、1語で名詞を説明する場合は名詞の前に置かれやすいです。a broken chair, a stolen bike のような形です。
by 句や副詞句を伴って長くなる場合は、名詞の後ろに置きます。
the chair broken by the child のように、分詞句全体で後ろから説明します。
判別のコツ
過去分詞は受動態そのものではない
過去分詞だけでは、受動態の述語動詞とは限りません。受動態は be + done が述語になります。
The window was broken. は受動態または状態を表す文です。
一方、the broken window の broken は名詞 window を説明する形容詞的な働きです。
感情を受けた人は done
感情を表す動詞では、人がその感情を受ける側になります。
surprised, excited, interested, bored などは、人の状態を説明します。
I was interested in the topic. では、I はその話題に興味を引かれた側です。
topic が人に興味を起こさせるなら interesting topic になります。
自動詞の過去分詞は完了の意味になることがある
自動詞は目的語を取らないため、受動の意味を作れないことがあります。その場合、過去分詞は完了・結果の状態を表します。
fallen leaves は「落とされた葉」ではなく「落ちてしまった葉」です。
retired teacher は「退職させられた先生」ではなく「退職した先生」です。
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
まとめ
過去分詞は done の形で、受動・完了・結果の状態を表します。説明される名詞が動作を受ける側なら過去分詞を使います。
過去分詞を「過去」とだけ考えると誤読します。受動関係か、完了した結果か、文中で何を説明しているかを必ず確認しましょう。
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