「赤ちゃんが今にも泣き出しそうだった」「ちょうど家を出ようとしたとき」——直前・寸前の場面を表す表現は、物語調の和文英訳でよく出題されます。
基本の型は「be about to do」です。「まさに〜するところ」という直前の一瞬を切り取る表現で、be going to よりも切迫した感じを出せます。
この記事のポイント
- be about to do=今にも〜しそうだ・まさに〜するところだ
- about to の後ろは動詞の原形(この to は不定詞)
- be on the point of doing はさらに切迫した言い方
問題
次の日本語を英語に直しなさい。
赤ちゃんは今にも泣き出しそうだった。
まずは自分で書いてみてください。
解答例
The baby was about to cry.
be about to 自体に「今にも」の意味が含まれているので、now などをわざわざ足す必要はありません。
解説
この問題のポイントは、「今にも〜しそう」を be about to do で表すことです。過去の場面なので was about to とし、「泣き出す寸前だった」という一瞬を切り取ります。
解答例の構造
- be about to do =「まさに〜するところだ」
- was about to cry =「今にも泣き出しそうだった」
- to の後ろは原形(不定詞の to)
よくある間違い①:about to の後ろを動名詞にする
× The baby was about to crying.
be about to の to は不定詞なので、後ろは動詞の原形です。be used to doing(前置詞の to)と混同しないようにしましょう。
○ The baby was about to cry.
よくある間違い②:on the point of の後ろを原形にする
× The baby was on the point of cry.
on the point of の of は前置詞なので、後ろは動名詞です。about to(原形)と of doing(動名詞)で後ろの形が逆になる点に注意してください。
○ The baby was on the point of crying.
「〜しそうだ」の表現一覧
| 表現 | 形 | ニュアンス | 例 |
|---|---|---|---|
| be about to do | to + 原形 | まさに〜するところ(直前) | The train is about to leave. |
| be on the point of doing | of + 動名詞 | 〜する寸前(より切迫) | She was on the point of crying. |
| be going to do | to + 原形 | 〜するつもり・〜しそうな兆候 | It is going to rain. |
| be likely to do | to + 原形 | 〜しそうだ(見込み・確率) | He is likely to win the game. |
直前の一瞬なら about to、兆候からの予測なら be going to、確率的な見込みなら be likely to です。
練習問題
次の日本語を英語に直しなさい。
私がちょうど家を出ようとしたとき、電話が鳴った。
解答例と解説を確認する
I was just about to leave home when the phone rang.
just を添えると「ちょうど」の感じが強まります。when 以下が「そのとき起きた出来事」です。
別解:I was on the point of leaving home when the phone rang.
