「〜せずに…する」の書き方(without doing)

「〜せずに…する」の書き方(without doing)

「一言も言わずに部屋を出て行った」——「〜せずに」は without で書きますが、後ろに置く形と、否定語を重ねてしまう事故に注意が要ります。

基本の型は「without + 動名詞」です。without はれっきとした前置詞なので、後ろに文(節)も不定詞も置けません。

目次

この記事のポイント

  • without doing=〜せずに(without は前置詞)
  • without の後ろに否定語を重ねない(二重否定になる)
  • never … without doing=〜すれば必ず…する

問題

次の日本語を英語に直しなさい。

彼は一言も言わずに部屋を出て行った。

まずは自分で書いてみてください。

解答例

He left the room without saying a word.

without は前置詞なので、後ろは動名詞 saying です。「一言も」は a word で表せます。

解説

この問題のポイントは、「〜せずに」を without + 動名詞で表すことです。without 自体に否定の意味が含まれているので、後ろに not や nothing を重ねてはいけません。

解答例の構造

  • without + 動名詞 =「〜せずに」
  • without は前置詞(後ろは動名詞・名詞)
  • say a word =「一言言う」→ without saying a word =「一言も言わずに」

よくある間違い①:without の後ろに不定詞を置く

× He left the room without to say a word.

without は前置詞です。後ろに to 不定詞は置けません。動詞を続けるときは動名詞にします。

○ He left the room without saying a word.

よくある間違い②:否定語を重ねる

× He left the room without saying nothing.

without にすでに否定の意味があるので、nothing を重ねると二重否定となり、論理的には「何か言って出て行った」と読まれかねません。anything を使うか、a word とします。

○ He left the room without saying anything.

「〜せずに」の表現一覧

表現 形・意味
without doing 前置詞 + 動名詞 She went out without locking the door.
without + 名詞 前置詞 + 名詞 He passed the exam without difficulty.
never … without doing never + V … without + 動名詞(〜すれば必ず…する) I never see him without thinking of his father.
instead of doing instead of + 動名詞(〜する代わりに) He walked instead of taking a taxi.

without の後ろは動名詞か名詞、否定語は重ねない。never … without doing は二重否定を意図的に使った強い肯定です。

練習問題

次の日本語を英語に直しなさい。

彼女は辞書を使わずにその手紙を読んだ。

解答例と解説を確認する

She read the letter without using a dictionary.

without の後ろは動名詞 using。「辞書を引かずに」も同じ形で書けます。

別解:She read the letter without the help of a dictionary.


DAILY STUDY
毎日5問で文法力を定着させる
英作文の土台は文法です。1回5問・約3分で確認できます。
ONLINE LESSON
無料体験のご案内
1対1・60分・完全無料・勧誘なし。英作文で「書ける」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

目次