導入
関係詞は、名詞を後ろから節で説明するための文法です。
the book which I bought yesterday では、the book という名詞を which I bought yesterday という節が後ろから説明しています。
第9章では、関係代名詞、関係副詞、what、非制限用法、複合関係詞まで、長い英文を読むために必要な関係詞の判断を順番に整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 関係詞をどう見るか
- 基本用法(関係詞の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や先行詞だけに引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
関係詞の中心は、名詞と説明節をつなぐことです。
説明される名詞を先行詞と呼びます。関係詞の後ろには、先行詞を説明する節が続きます。
関係詞で最も大切なのは、先行詞だけを見ることではありません。関係詞節の中に何が欠けているかを見ることです。主語や目的語などの名詞が欠けていれば関係代名詞、場所・時・理由などの副詞の働きが欠けていれば関係副詞を使います。
| 種類 | 形 | 関係詞節の中での働き | 例 |
|---|---|---|---|
| 関係代名詞 | who / which / that | 主語・目的語など名詞の働き | the man who lives next door |
| 所有格 | whose | 所有の働き | a girl whose father is a doctor |
| 関係副詞 | when / where / why | 時・場所・理由など副詞の働き | the place where I was born |
| 先行詞を含む関係詞 | what | the thing(s) which | what I want |
| 複合関係詞 | whoever / whatever / whenever | 名詞節・副詞節 | whatever you say |
基本用法(関係詞の概要)
先行詞を見つける
関係詞を読む第一歩は、説明される名詞、つまり先行詞を見つけることです。
The woman who teaches English is my aunt. では、先行詞は The woman です。who teaches English が The woman を説明しています。
関係詞節の欠けを見る
関係詞の選択では、先行詞が人か物かだけでなく、関係詞節の中に何が欠けているかを見ます。
the man who lives next door では、lives の主語が欠けています。だから主格の who です。the book which I bought では、bought の目的語が欠けています。だから目的格の which です。
関係詞節は形容詞節として働く
先行詞を説明する関係詞節は、名詞を説明するので形容詞節です。
a house which has a red roof では、which has a red roof が house を説明しています。形容詞1語ではなく、節全体で名詞を説明していると考えます。
応用例と判別のコツ
関係詞は2文をつなぐ発想で理解できる
関係詞は、同じ名詞を含む2文を1文にまとめる働きとして理解できます。
I met a man. He speaks five languages. なら、a man と He が同じ人です。He を who に変えて I met a man who speaks five languages. とします。
関係代名詞と関係副詞の違い
関係代名詞は、関係詞節の中で主語・目的語など名詞の働きをします。一方、関係副詞は、時・場所・理由など副詞の働きをします。
the place which I visited では visited の目的語が欠けているので which です。the place where I stayed では stayed は目的語を必要とせず、「そこで」という副詞の意味が欠けているので where です。
長い英文では関係詞節の終わりを見極める
関係詞節が長くなると、どこまでが名詞を説明しているのかを見失いやすくなります。
The book which I bought at the store near the station yesterday was interesting. では、主語は The book、述語は was interesting です。which I bought at the store near the station yesterday 全体が book を説明しています。
大学受験で問われる重要ポイント
- 関係詞は名詞を後ろから節で説明する
- 説明される名詞を先行詞と呼ぶ
- 関係詞節の中に何が欠けているかを見る
- 名詞の働きが欠けていれば関係代名詞
- 副詞の働きが欠けていれば関係副詞
- what は先行詞を含み、the thing that / which に近い
- 関係詞節の終わりを見極める
- 先行詞だけで関係詞を決めない
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、先行詞、関係詞節の欠け、関係詞の格、節全体の働きを自分で一度確認してみてください。
Q1. 関係詞で最初に見つけるものは?
Q2. 関係詞選択で先行詞の次に見るものは?
Q3. 名詞の働きが欠けているときは関係代名詞?関係副詞?
Q4. where は関係詞節の中でどんな働き?
まとめ
関係詞は、先行詞を後ろから節で説明する文法です。先行詞を見つけ、関係詞節の中で何が欠けているかを確認します。
関係詞を人なら who、物なら which とだけ覚えると限界があります。主語・目的語・所有・副詞のどれが欠けているかを見て、関係代名詞と関係副詞を使い分けましょう。
この章の進行
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ここから第 9 章「関係詞」に入ります。まずは先行詞と関係詞節の全体像を押さえてから、関係代名詞・関係副詞・what・複合関係詞へ進みます。