that の識別

that の識別

that は接続詞にも関係代名詞にも同格にもなります。1つの文に that が何度も出てきても、毎回「後ろの形」を見れば正体がわかります。

目次

今回読む英文

まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。

The evidence suggests that the theory that the researchers proposed, which contradicted the assumption that had been accepted for decades, is supported by data that was collected from multiple independent sources.

語彙チェック

evidence
証拠
suggest
〈こと〉を示唆する
theory
理論
propose
〈説〉を提唱する
contradict
〈物〉と矛盾する
assumption
仮定
accept
〈物〉を受け入れる
support
〈物〉を裏付ける
independent
独立した
自分で訳したら答え合わせ
その証拠が示唆しているのは、研究者が提唱した理論——何十年も受け入れられてきた仮定と矛盾するものだが——が、複数の独立した情報源から収集されたデータによって裏付けられている、ということだ。

構造

接続詞 that
suggests that … is supported …
〜ということを示唆する(後ろが完全文→接続詞)
関係代名詞(目的格)
the theory that the researchers proposed
研究者が提唱した理論(proposed の O が欠け→目的格)
挿入
which contradicted the assumption that had been accepted for decades
何十年も受け入れられてきた仮定と矛盾する(which=非制限/that had been accepted は主格の関係代名詞)
関係代名詞(主格)
data that was collected from multiple independent sources
複数の独立した情報源から集められたデータ(was collected の S が欠け→主格)

読解のポイント

1
that の識別は「後ろの形」ですべて決まる
後ろに主語や目的語の欠けがあれば関係代名詞、完全文なら、動詞の後ろは接続詞、名詞の後ろは同格(〜という)。
2
欠けが主語なら主格、目的語なら目的格
theory that the researchers proposed(O が欠け→目的格)/data that was collected(S が欠け→主格)。節が挟まる連鎖の形(that everyone thought was impossible)でも、判定は同じ「欠け」でできます。
3
名詞 + that + 完全文は同格「〜という」
the fact that he lied のように、名詞の後ろの that + 完全文は同格。関係代名詞と区別します。

練習問題

今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。

The fact that she passed the exam that everyone thought was impossible proves that hard work pays off.
自分で訳したら答え合わせ
全員が不可能だと思っていた試験に彼女が合格したという事実は、努力は報われるということを証明している。
まとめ

that の識別は「後ろの形」——欠けあり=関係代名詞(主格/目的格)、完全文=動詞の後ろは接続詞・名詞の後ろは同格です。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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