英文を読んでいると、-ing や -ed の形が次々に出てきて、「これは動詞? それとも修飾語?」と迷うことがありませんか。見分けを誤ると、どれが文の主役か分からなくなります。下の英文も、まさにその -ing・-ed が多く、出だしからつまずきやすい作りです。
目次
今回読む英文
まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。
Understanding the underlying mechanisms driving climate change requires examining vast amounts of data, including measurements obtained from monitoring stations located in some of the most remote regions on Earth.
語彙チェック
underlying形
根底にある
mechanism名
仕組み
drive動
〈変化など〉を引き起こす
require動
〈物事〉を必要とする
examine動
〈物事〉を調べる
vast形
膨大な
measurement名
測定値
obtain動
〈物事〉を得る
remote形
辺鄙な
自分で訳したら答え合わせ
気候変動を引き起こしている根本的なメカニズムを理解するには、地球上で最も辺鄙な地域のいくつかに位置する観測所から得られた測定値を含む、膨大な量のデータを調べる必要がある。
構造
S
Understanding the underlying mechanisms driving climate change
気候変動を引き起こす根本的なメカニズムを理解すること(動名詞が主語)
V
requires
必要とする
O
examining vast amounts of data
膨大なデータを調べること(動名詞が目的語)
修飾
including measurements
測定値を含む(data を修飾)
修飾
obtained from monitoring stations
観測所から得られた(measurements を修飾)
修飾
located in some of the most remote regions on Earth
地球の最も辺鄙な地域に位置する(stations を修飾)
読解のポイント
1
文頭・目的語の位置の -ing は動名詞
文頭や、動詞の直後(目的語の位置)に来る -ing は、たいてい動名詞で「〜すること」です。とくに文頭の -ing は、後ろに述語動詞(V)が出てくれば、そこまでが主語のかたまり(Reading books is fun. = 本を読むことは楽しい)。文頭の -ing がカンマで区切られ、後ろに別の S+V が続く場合は分詞構文です。
2
名詞 + -ing は名詞修飾(現在分詞)
名詞のすぐ後ろの -ing は、動詞ではなく直前の名詞を修飾する現在分詞のことが多いです(the girl singing on the stage = ステージで歌っている少女)。「〜している+名詞」と後ろから返して読みます。ただし前置詞の直後では、at Tom passing the exam のように「意味上の主語 + 動名詞」のこともあります。
3
名詞 + -ed は受身の過去分詞
名詞のすぐ後ろの -ed(過去分詞)は「〜される・された名詞」。後ろに by 〜 や前置詞句が続くのが目印です(a letter written in French = フランス語で書かれた手紙)。
練習問題
今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。
Developing new technologies requires understanding the problems facing modern society and finding solutions rooted in years of careful research.
自分で訳したら答え合わせ
新しい技術を開発することは、現代社会が直面している問題を理解し、長年の入念な研究に根ざした解決策を見つけることを必要とする。
まとめ
-ing・-ed は「位置」で正体が決まります。主語・目的語の位置なら動名詞、名詞の直後なら分詞(-ing=している/-ed=される)。まず述語動詞を見つけるのが読みの起点です。
