導入
名詞の後ろに置かれる分詞句は、関係詞節を短くした形として理解できることが多いです。
the man who is standing there は the man standing there、the book which was written by her は the book written by her のように圧縮できます。
この記事では、現在分詞・過去分詞と関係詞節の対応、be 動詞の省略、書き換えできる場合とできない場合を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 分詞をどう見るか
- 基本用法(分詞と関係詞の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や -ing / -ed の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
分詞による後置修飾の中心は、関係詞 + be 動詞を省略して名詞を説明することです。
who is standing のように能動・進行なら standing、which was written のように受動なら written が残ります。
ただし、すべての関係詞節を分詞句にできるわけではありません。特に、関係詞節の中に be 動詞以外の述語動詞がある場合は、そのまま分詞にできるかを慎重に見ます。
| 関係詞節 | 分詞句 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|---|
| the boy who is running | the boy running | 走っている少年 | 能動・進行なので doing |
| the book which was written by Ken | the book written by Ken | ケンによって書かれた本 | 受動なので done |
| the language which is spoken here | the language spoken here | ここで話される言語 | be done の be が落ちる |
| the people who live here | 原則そのまま | ここに住む人々 | live は be 動詞ではない |
基本用法(分詞と関係詞の概要)
who is doing は doing にできる
関係詞節が who is doing / which is doing の形なら、who is / which is を省略して doing を名詞の後ろに置けます。
the woman who is talking with my mother は the woman talking with my mother になります。
which is done は done にできる
関係詞節が which is done / which was done のような受動態なら、関係詞と be 動詞を省略して過去分詞を残します。
the pictures which were taken in Nara は the pictures taken in Nara になります。
名詞と分詞の関係を必ず確認する
書き換えでは、名詞が動作をしている側か、動作を受ける側かを確認します。
the girl writing a letter は girl が write しているので現在分詞です。the letter written by the girl は letter が write されているので過去分詞です。
応用例と判別のコツ
be 動詞がない関係詞節は単純には分詞化しない
the people who live near my house を the people living near my house と言える場合はありますが、これは単なる who live の機械的省略ではなく、live を現在分詞にして名詞を説明する形です。
一方、the book which I bought yesterday のように、関係詞節の中で名詞が目的語になっている場合は、the book bought by me yesterday とは普通しません。自然な英語かどうかを確認する必要があります。
進行の意味が弱くても現在分詞になることがある
現在分詞は必ず「今〜している」という瞬間的な進行だけを表すわけではありません。
people living in Tokyo は「東京に住んでいる人々」で、今この瞬間に住む動作をしているというより、状態として住んでいることを表します。
being done が残る場合と省略される場合
受動の進行を明確に表したいときは being done が残ることがあります。
the house being built now は「今建てられている家」です。ただし、単に受動を表すだけなら being は省略され、the house built last year のように過去分詞だけになります。
大学受験で問われる重要ポイント
- who / which + be + doing は doing にできる
- who / which + be + done は done にできる
- 名詞が動作をする側なら現在分詞
- 名詞が動作を受ける側なら過去分詞
- be 動詞がない関係詞節は機械的に省略しない
- being done は進行中の受動を表す
- 書き換え後も自然な英語かを確認する
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、分詞の形、名詞との関係、主語との関係、能動・受動の向きを自分で一度確認してみてください。
Q1. the boy who is running を分詞句にすると?
Q2. the letter which was written by Mary を分詞句にすると?
Q3. being repaired はどんな意味を表す?
Q4. 関係詞節を分詞句にするとき最初に見ることは?
まとめ
分詞句は、関係詞節を短くした形として読むと理解しやすくなります。who is doing は doing、which is done は done が基本です。
ただし、関係詞節なら何でも機械的に分詞化できるわけではありません。名詞との関係と、書き換え後の自然さを確認しましょう。
この章の進行
- ← 前の記事:分詞の形容詞用法
- 英文法カテゴリに戻る
- 次の記事:分詞が補語になる文 →
次は、分詞の中でも 分詞が補語になる文 を整理します。