【英文法 第8章】分詞と関係詞の書き換え|名詞を後ろから説明する分詞句

目次

導入

名詞の後ろに置かれる分詞句は、関係詞節を短くした形として理解できることが多いです。

the man who is standing there は the man standing there、the book which was written by her は the book written by her のように圧縮できます。

この記事では、現在分詞・過去分詞と関係詞節の対応、be 動詞の省略、書き換えできる場合とできない場合を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 分詞をどう見るか
  2. 基本用法(分詞と関係詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や -ing / -ed の形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

分詞による後置修飾の中心は、関係詞 + be 動詞を省略して名詞を説明することです。

who is standing のように能動・進行なら standing、which was written のように受動なら written が残ります。

ただし、すべての関係詞節を分詞句にできるわけではありません。特に、関係詞節の中に be 動詞以外の述語動詞がある場合は、そのまま分詞にできるかを慎重に見ます。

関係詞節 分詞句 意味 ポイント
the boy who is running the boy running 走っている少年 能動・進行なので doing
the book which was written by Ken the book written by Ken ケンによって書かれた本 受動なので done
the language which is spoken here the language spoken here ここで話される言語 be done の be が落ちる
the people who live here 原則そのまま ここに住む人々 live は be 動詞ではない

基本用法(分詞と関係詞の概要)

who is doing は doing にできる

関係詞節が who is doing / which is doing の形なら、who is / which is を省略して doing を名詞の後ろに置けます。

the woman who is talking with my mother は the woman talking with my mother になります。

The boy who is playing tennis is my brother.
The boy playing tennis is my brother.
The train which is arriving at platform two is for Kyoto.
The train arriving at platform two is for Kyoto.

which is done は done にできる

関係詞節が which is done / which was done のような受動態なら、関係詞と be 動詞を省略して過去分詞を残します。

the pictures which were taken in Nara は the pictures taken in Nara になります。

The book which was written by Soseki is famous.
The book written by Soseki is famous.
The words which are used in this article are important.
The words used in this article are important.

名詞と分詞の関係を必ず確認する

書き換えでは、名詞が動作をしている側か、動作を受ける側かを確認します。

the girl writing a letter は girl が write しているので現在分詞です。the letter written by the girl は letter が write されているので過去分詞です。

The student asking a question looked nervous.
student が ask している。
The question asked by the student was difficult.
question が ask された。

応用例と判別のコツ

be 動詞がない関係詞節は単純には分詞化しない

the people who live near my house を the people living near my house と言える場合はありますが、これは単なる who live の機械的省略ではなく、live を現在分詞にして名詞を説明する形です。

一方、the book which I bought yesterday のように、関係詞節の中で名詞が目的語になっている場合は、the book bought by me yesterday とは普通しません。自然な英語かどうかを確認する必要があります。

People living in this town are friendly.
who live in this town に近い意味。
The book which I bought yesterday is useful.
この形は関係詞節のままが自然。

進行の意味が弱くても現在分詞になることがある

現在分詞は必ず「今〜している」という瞬間的な進行だけを表すわけではありません。

people living in Tokyo は「東京に住んでいる人々」で、今この瞬間に住む動作をしているというより、状態として住んでいることを表します。

Students studying abroad often face many problems.
留学している学生。一定期間の状態。
People working from home need a quiet space.
在宅勤務している人々。

being done が残る場合と省略される場合

受動の進行を明確に表したいときは being done が残ることがあります。

the house being built now は「今建てられている家」です。ただし、単に受動を表すだけなら being は省略され、the house built last year のように過去分詞だけになります。

The bridge being repaired now is closed.
今修理されている橋。進行中の受動。
The bridge repaired last year is still strong.
昨年修理された橋。

大学受験で問われる重要ポイント

  • who / which + be + doing は doing にできる
  • who / which + be + done は done にできる
  • 名詞が動作をする側なら現在分詞
  • 名詞が動作を受ける側なら過去分詞
  • be 動詞がない関係詞節は機械的に省略しない
  • being done は進行中の受動を表す
  • 書き換え後も自然な英語かを確認する

よくある間違い

間違い 1

誤りThe book which was written by Ken -> The book writing by Ken
正しくはThe book written by Ken
理由book は write される側なので written です。

間違い 2

誤りThe girl who is playing the piano -> The girl played the piano
正しくはThe girl playing the piano
理由girl が play しているので playing です。

間違い 3

誤りThe book which I bought yesterday -> The book buying yesterday
正しくはThe book which I bought yesterday
理由目的語関係の関係詞節を無理に現在分詞へ変えないようにします。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、分詞の形、名詞との関係、主語との関係、能動・受動の向きを自分で一度確認してみてください。

Q1. the boy who is running を分詞句にすると?
the boy running です。
Q2. the letter which was written by Mary を分詞句にすると?
the letter written by Mary です。
Q3. being repaired はどんな意味を表す?
修理されている途中、という進行中の受動です。
Q4. 関係詞節を分詞句にするとき最初に見ることは?
名詞と動詞の関係が能動か受動かです。
迷ったら:分詞が名詞を説明しているのか、補語になっているのか、分詞構文で文全体を説明しているのかを先に分けます。そのうえで、doing は能動・進行、done は受動・完了を基本に判断します。

まとめ

分詞句は、関係詞節を短くした形として読むと理解しやすくなります。who is doing は doing、which is done は done が基本です。

ただし、関係詞節なら何でも機械的に分詞化できるわけではありません。名詞との関係と、書き換え後の自然さを確認しましょう。


この章の進行

次は、分詞の中でも 分詞が補語になる文 を整理します。


ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

目次