分詞が補語になる文

分詞が補語になる文
目次

導入

分詞は名詞を修飾するだけでなく、補語になることがあります。

The movie was exciting. の exciting は主語 The movie を説明する補語です。

I saw him running. の running は目的語 him を説明する補語です。

この記事では、SVC と SVOC に出る分詞を、現在分詞・過去分詞の意味合いから整理します。

この記事のポイント(読了6分)
  • SVC の分詞
  • SVOC の現在分詞
  • SVOC の過去分詞
  • 知覚動詞 + O + doing / done

基本

補語になる分詞の中心は、S = C または O = C の関係を説明することです。

The door remained closed. では The door = closed の状態です。

I found the door locked. では the door = locked の状態だと分かります。

SVOC では、目的語と補語の関係が特に重要です。O が C の動作をしているなら doing、O が C の動作を受けるなら done です。

文型 判断
SVC S + be / remain + doing The game was exciting. S が人に感情を起こさせる
SVC S + be / remain / seem + done The door remained closed. S がその状態にある
SVOC V + O + doing I saw him running. O が動作をしている
SVOC V + O + done I found the window broken. O が動作を受けている

SVC の分詞

SVC では、分詞が主語の状態や性質を説明します。

The story was moving. は story が人を感動させる性質を持っているという意味です。

She was moved. は She が感動させられた状態です。

The result was disappointing.
result が人をがっかりさせる。
He looked disappointed.
He ががっかりさせられた状態。

SVOC の現在分詞

SVOC で目的語がその動作をしているなら、補語に現在分詞を置きます。

I saw him crossing the street. では、him が cross しています。

目的語 him と crossing の関係は能動です。

I heard someone knocking at the door.
someone が knock している。
She kept me waiting for an hour.
me が wait している状態を keep した。

SVOC の過去分詞

目的語がその動作を受ける側なら、補語に過去分詞を置きます。

I found the window broken. では、window が break されています。

We must keep the door locked. では、door が lock された状態です。

I had my bike repaired.
my bike は repair される側。
Please keep the door closed.
door は close された状態。

判別のコツ

知覚動詞 + O + doing / done

see, hear, feel, notice などの知覚動詞では、O + doing と O + done の両方が出ます。

I saw him crossing the street. は彼が横断している途中を見たという意味です。

I saw the street crowded with people. なら、street が crowd された状態を見たという意味です。

I heard my name called.
my name が call された。
I heard someone calling my name.
someone が call していた。

have / get + O + done

have / get + O + done は、目的語が何かをされることを表します。

I had my hair cut. は「髪を切ってもらった」です。my hair が cut される側なので過去分詞です。

I had my computer fixed.
computer を修理してもらった。
She got her bag stolen.
bag を盗まれた。被害の意味にもなる。

leave / keep / find + O + C

leave, keep, find は O + C の形でよく使われます。C には現在分詞・過去分詞・形容詞などが入ります。

Do not leave the water running. は water が run している状態のままにすることです。

I found the room cleaned. は room が clean された状態だと分かったという意味です。

Do not keep the engine running.
engine が run している状態を続ける。
I found the problem solved.
problem が solve された状態だと分かった。

よくある間違い

間違い 1

誤りI saw him crossed the street.
正しくはI saw him crossing the street.
理由him が横断している途中なら crossing です。

間違い 2

誤りI had my hair cutting.
正しくはI had my hair cut.
理由hair は cut される側なので過去分詞 cut です。

間違い 3

誤りThe news was surprised.
正しくはThe news was surprising.
理由news は人を驚かせる側なので surprising です。

まとめ

分詞は補語として、主語や目的語の状態を説明できます。SVC では S = C、SVOC では O = C の関係を見ます。

特に SVOC では、目的語が動作をしているなら doing、動作を受けるなら done です。

知覚動詞、have / get、keep / leave / find は入試でよく問われます。


この章の進行

次は、分詞の中でも 分詞構文の基本 を整理します。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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