not so much A as B の読み方|as 〜 as の慣用表現

not so much A as B の読み方|as 〜 as の慣用表現

as 〜 as の形をしているのに、「同じくらい」と訳すと意味がずれる表現があります。not so much A as B、as many as、as good as——比較の形をした慣用表現です。下の英文には3つとも出てきます。

目次

今回読む英文

まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。

His success was due not so much to talent as to the habit of writing every morning, and he produced as many as sixty novels — a fact that made his position in literary history as good as settled in his own lifetime.

語彙チェック

due to
〜による
talent
才能
produce
〈作品など〉を生み出す
novel
小説
position
地位
lifetime
存命中
自分で訳したら答え合わせ
彼の成功は、才能によるというより、むしろ毎朝書くという習慣によるものだった。そして彼は60編もの小説を生み出した——その事実によって、彼の文学史上の地位は、存命中にすでに確定したも同然となったのである。

構造

S・V・C
His success was due
彼の成功は〜によるものだった
比較
not so much to talent as to the habit of writing every morning
才能によるというより、むしろ毎朝書く習慣による(not so much A as B)
S・V
and he produced
そして彼は生み出した
O
as many as sixty novels
60編もの小説を(as many as = 数の多さの強調)
補足
a fact that made his position in literary history as good as settled in his own lifetime
その事実が、存命中に文学史上の地位を確定したも同然のものにした(as good as = 〜も同然)

読解のポイント

1
not so much A as B は「A というよりむしろ B」——意味の中心(強調点)は B
He is not so much a scholar as a journalist. = 彼は学者というよりむしろジャーナリストだ。A と B には同じ形(名詞同士・前置詞句同士など)が並びます。B rather than A と同じ意味です。
2
as many as / as much as + 数量は「〜もの」(多さの強調)
as many as sixty novels = 60編もの小説。何かと比べているのではなく、「そんなに多く」という驚きを表します。数えられる名詞には many、量には much。no less than も同じ働きです。
3
as good as は「〜も同然」
as good as dead(死んだも同然)、as good as new(新品同然)。「同じくらい良い」ではなく「実質〜だ」という慣用で、形容詞や過去分詞の前で使うのが典型です。直訳が不自然なら慣用を疑います。

練習問題

今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。

The village was as good as cut off from the outside world, and the damage was caused not so much by the wind as by the flooding that followed.
自分で訳したら答え合わせ
その村は外の世界から遮断されたも同然だった。そして、その被害は風によるものというより、むしろその後に続いた洪水によるものだった。
まとめ

not so much A as B は「A というよりむしろ B」(意味の中心は B)、as many as + 数は「〜もの」、as good as は「〜も同然」。比較の形をした慣用表現として覚えます。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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