導入
比較には、more than や rather than のように、形は比較でも慣用的に意味が広がった表現が多くあります。
more than happy は「幸せ以上」ではなく「とても喜んで」、more A than B は「BというよりA」です。
この記事では、読解・整序・空所補充で狙われやすい比較の重要表現を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 比較をどう見るか
- 基本用法(比較表現の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や比較表現の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
比較表現の中心は、more / less / rather / other などが、単なる大小比較を超えて意味を作ることです。
more than は数量では「〜より多い」ですが、形容詞の前では「非常に」、名詞や節の前では「〜以上のもの」という意味になります。
rather than や more A than B は、2つの言い方・選択肢を比べて、どちらがより適切かを示します。
| 表現 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| more than + 数 | 〜より多い | more than 100 people |
| more than + 形容詞 | 非常に〜 | more than happy |
| more than + 名詞 | 単なる〜以上 | more than a teacher |
| more A than B | BというよりA | more kind than clever |
| rather than | 〜ではなく | tea rather than coffee |
| other than | 〜以外 | no one other than Ken |
基本用法(比較表現の概要)
more than は「〜より多い」だけではない
more than は、後ろに数が来れば「〜より多い」です。
しかし、形容詞が来ると「非常に」、名詞が来ると「単なる〜以上」という意味になることがあります。文脈で品詞を見分けます。
more A than B は「BというよりA」
more A than B は、A と B のどちらがより当てはまるかを比べ、「BというよりA」を表します。
He is more cautious than cowardly. なら「彼は臆病というより慎重だ」です。A と B には形容詞・名詞・句などが入ります。
rather than は選択・対比を表す
rather than は「〜ではなく」「〜よりむしろ」を表します。
I chose tea rather than coffee. なら「コーヒーではなく紅茶を選んだ」です。would rather A than B の形では「BするよりAしたい」を表します。
応用例と判別のコツ
other than / no other than
other than は「〜以外」を表します。
no one other than Ken は「ケン以外の誰でもない」、つまり「ほかならぬケン」です。none other than も同じように「ほかならぬ」を表します。
less than / no less than
less than は「〜未満」「〜ほどではない」を表します。
less than perfect は「完璧とは言えない」です。一方、no less than は前の記事で見たように「〜も」という多さの強調です。less があるから必ず少ない意味になるとは限りません。
prefer と比較表現
prefer は比較の意味を持つ動詞で、prefer A to B の形を取ります。
than ではなく to を使う点が重要です。I prefer tea to coffee. は「コーヒーより紅茶が好き」です。would rather A than B との形の違いも確認します。
大学受験で問われる重要ポイント
- more than + 数は「〜より多い」
- more than + 形容詞は「非常に〜」になることがある
- more than + 名詞は「単なる〜以上」になることがある
- more A than B は「BというよりA」
- rather than は「〜ではなく」
- would rather A than B は「BよりAしたい」
- other than は「〜以外」
- prefer A to B は than ではなく to を使う
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、比較の形、比較対象、範囲、差を表す語を自分で一度確認してみてください。
Q1. more than happy の意味は?
Q2. more A than B はどう訳す?
Q3. prefer A の後ろで比較対象を導く前置詞は?
Q4. other than の意味は?
まとめ
比較の重要表現は、more / less / rather / other の後ろに何が来るかで意味が変わります。
more than happy、more A than B、rather than、prefer A to B は、単純な「より〜」の訳では処理しにくい表現です。形と意味をセットで確認しましょう。
この章の進行
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次は、比較の中でも 比較の発展ポイント を整理します。