what は中学で最初に習う単語なのに、長文では一番の曲者です。「何?」と訳すのか、「〜すること」と訳すのか——同じ what でも役割がまるで違います。下の英文には what が3回出てきます。
目次
今回読む英文
まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。
What surprised the interviewer most was not what the candidate had accomplished but the way she had turned what little experience she had into a remarkable strength.
語彙チェック
surprise動
〈人〉を驚かせる
interviewer名
面接官
candidate名
候補者
accomplish動
〈物事〉を成し遂げる
experience名
経験
turn A into B熟
A を B に変える
remarkable形
際立った
strength名
強み
自分で訳したら答え合わせ
面接官を最も驚かせたのは、その候補者が成し遂げてきたことではなく、彼女が自分のなけなしの経験を際立った強みに変えていた、そのやり方だった。
構造
S
What surprised the interviewer most
面接官を最も驚かせたもの(関係代名詞 what の名詞節が主語)
V
was
〜だった
C
not what the candidate had accomplished but the way
候補者が成し遂げたことではなく、そのやり方(not A but B)
修飾
she had turned what little experience she had into a remarkable strength
彼女がなけなしの経験を際立った強みに変えた(the way を修飾/what little + 名詞)
読解のポイント
1
後ろに欠け + 名詞節の what は「関係代名詞か疑問詞」
what の後ろに S や O の欠けがあり、節全体が名詞の働きをしていれば、関係代名詞か疑問詞のどちらかです。問いの意味でなければ関係代名詞「〜するもの・こと」(What surprised him = 彼を驚かせたもの。the thing which に書き換え可)。
2
「何を〜か」と問いの意味なら疑問詞
I don’t know what he wants. のように know / ask / wonder の後ろで「何を〜か」と問いの意味になるなら疑問詞です。形は同じなので、文脈で決めます。
3
what + 名詞は「あるだけ全ての〜(なけなしの)」
what little money I had = なけなしの所持金(少ないながら、あるだけ全部)。what が名詞に付く形容詞的な用法です。
練習問題
今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。
No one could predict what the committee would decide, but what mattered to her was to make the most of what few chances she had.
自分で訳したら答え合わせ
委員会が何を決めるかは誰にも予測できなかったが、彼女にとって重要だったのは、自分に残されたなけなしの機会を最大限に生かすことだった。
まとめ
what は、後ろに欠け+名詞節なら関係代名詞「〜すること」、問いの意味なら疑問詞、what + 名詞なら「あるだけ全ての」。毎回、後ろの形と文脈で決めます。
