【英文法 第11章】等位接続詞|and・but・or・so・for・yet の使い方

目次

導入

等位接続詞は、同じレベルの語・句・節を対等につなぐ接続詞です。

and は追加、but は対比、or は選択、so は結果、for は理由、yet は逆接を表します。

この記事では、等位接続詞の基本意味、並列のそろえ方、命令文 + and / or、読解での切れ目の見つけ方を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 接続詞・前置詞をどう見るか
  2. 基本用法(等位接続詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や後ろの形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

等位接続詞の中心は、A と B を同じ文法レベルで結ぶことです。

語と語なら名詞と名詞、形容詞と形容詞、動詞と動詞のようにそろえます。節と節をつなぐなら、前後にそれぞれ主語と動詞を含む文のまとまりがあります。

大学受験では、意味だけでなく、and / but / or の前後が文法的に釣り合っているかが整序問題や読解で問われます。

接続詞 中心の意味 注意
and 追加・順接 bread and butter 同じ種類の要素を並べる
but 対比・逆接 small but useful 前後の対立を読む
or 選択・言い換え tea or coffee 命令文 + or で「さもないと」
so 結果 It was late, so I went home. 理由ではなく結果を導く
for 理由 I stayed home, for I was tired. やや硬く、後ろに理由
yet それでも It was hard, yet I tried. but に近い逆接

基本用法(等位接続詞の概要)

and / but / or の基本

and は追加、but は対比、or は選択を表します。

A and B は「A と B」、A but B は「A だが B」、A or B は「A または B」です。最初はこの3つを軸にします。

She is smart and hardworking.
smart と hardworking が並列です。
The bag is small but heavy.
small と heavy が対比されています。
You can call me or send me an email.
call と send が選択されています。

so / for / yet の基本

so は結果を表し、「だから」と訳しやすい接続詞です。

for は理由を表しますが、because より硬く、前の内容を補足する感じがあります。yet は but に近く、「それでも」という逆接を表します。

It started to rain, so we went inside.
雨が降り始めたので、中に入った。
I could not sleep, for I was worried about the exam.
試験が心配だったから眠れなかった。
The task was difficult, yet she completed it.
難しかったが、彼女はやり終えた。

前後の形をそろえる

等位接続詞では、前後の文法的な形をそろえることが重要です。

to read and writing のように to 不定詞と動名詞を不自然に混ぜると、並列が崩れます。to read and to write、または reading and writing のようにそろえます。

I like reading books and watching movies.
reading と watching がそろっています。
Her job is to plan lessons and to teach students.
to plan と to teach がそろっています。

応用例と判別のコツ

命令文 + and / or

命令文 + and は「そうすれば」、命令文 + or は「さもないと」を表します。

Study hard, and you will pass the exam. は「一生懸命勉強しなさい、そうすれば合格するでしょう」です。Hurry up, or you will miss the train. は「急ぎなさい、さもないと電車に乗り遅れます」です。

Take this medicine, and you will feel better.
この薬を飲みなさい。そうすればよくなります。
Be careful, or you will make the same mistake.
注意しなさい。さもないと同じミスをします。

and が時間の流れを表すことがある

and は単なる追加だけでなく、出来事の順序を表すことがあります。

He opened the door and entered the room. では、ドアを開けてから部屋に入りました。文脈によっては「そして」「それから」と読みます。

She stood up and left the room.
立ち上がって、それから部屋を出た。
Turn right at the corner, and you will see the station.
角を右に曲がれば駅が見える。

but は訳しすぎない

but は「しかし」と訳せますが、前後の対比を表すだけのこともあります。

small but useful は「小さいが役に立つ」です。文全体を大きくひっくり返す逆接だけでなく、語句レベルの対比も多いです。

The explanation was short but clear.
短いが明確だった。
He is strict but fair.
厳しいが公平だ。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 等位接続詞は同じレベルの要素をつなぐ
  • and は追加・順序、but は対比、or は選択
  • so は結果、for は理由、yet は逆接を表す
  • and / but / or の前後は文法的にそろえる
  • 命令文 + and は「そうすれば」
  • 命令文 + or は「さもないと」
  • 節と節をつなぐときは前後に主語と動詞を確認する
  • 読解では接続詞の前後の関係を必ず言語化する

よくある間違い

間違い 1

誤りI like to read and writing.
正しくはI like reading and writing. / I like to read and to write.
理由並列する形をそろえます。

間違い 2

誤りHurry up, and you will miss the train.
正しくはHurry up, or you will miss the train.
理由「さもないと」は命令文 + or です。

間違い 3

誤りIt was raining, because I took an umbrella.
正しくはIt was raining, so I took an umbrella.
理由傘を持ったのは結果なので so を使います。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、接続詞なら後ろの節、前置詞なら後ろの名詞句を自分で一度確認してみてください。

Q1. and / but / or がつなぐものを見るときのポイントは?
前後が同じ文法レベルでそろっているかです。
Q2. 命令文 + or の意味は?
さもないと、です。
Q3. so は理由と結果のどちらを導く?
結果を導きます。
Q4. small but useful の but は何を表す?
small と useful の対比です。
迷ったら:接続詞は節を導くか、前置詞は名詞句を導くかを最初に見ます。そのうえで、文中で名詞・副詞・修飾語のどの働きをしているかを確認します。

まとめ

等位接続詞は、同じレベルの要素を対等につなぐ語です。意味だけでなく、前後の形がそろっているかを確認します。

and / but / or は基本中の基本ですが、命令文 + and / or、so / for / yet、並列のバランスまで押さえると、整序問題と読解で使いやすくなります。


この章の進行

次は、接続詞・前置詞の中でも 従属接続詞 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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