導入
動名詞には、構文としてまとまりで覚えるべき表現が多くあります。
cannot help doing, be worth doing, It is no use doing, There is no doing などは、直訳だけでは処理しにくい表現です。
この記事では、大学受験で頻出の動名詞構文を、意味と形の両方から整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 動名詞をどう見るか
- 基本用法(重要構文の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
動名詞の重要構文では、doing の前にある表現をまとまりで見ることが大切です。
be worth doing の doing は見た目は能動形ですが、意味は受動的になる点も重要です。
| 構文 | 意味 | 例 | 注意 |
|---|---|---|---|
| cannot help doing | 〜せずにはいられない | I cannot help laughing. | cannot help but do もある |
| be worth doing | 〜する価値がある | This book is worth reading. | 受動的意味 |
| It is no use doing | 〜しても無駄だ | It is no use crying. | use/good |
| There is no doing | 〜することはできない | There is no telling. | 可能性の否定 |
| feel like doing | 〜したい気がする | I feel like eating out. | like は前置詞 |
| have difficulty doing | 〜するのに苦労する | I had difficulty finding it. | in が省略されることが多い |
基本用法(重要構文の概要)
cannot help doing
cannot help doing は「〜せずにはいられない」です。help はここでは「避ける」に近い意味です。
I could not help laughing. は「笑わずにはいられなかった」という意味で、笑うのを止められなかったことを表します。
be worth doing
be worth doing は「〜する価値がある」です。doing は能動形ですが、主語が doing の目的語になるため、日本語では受動的に訳すことがあります。
This book is worth reading. は「この本は読む価値がある」で、read の目的語は this book です。being read にはしません。
It is no use / no good doing
It is no use doing と It is no good doing は「〜しても無駄だ」という意味です。
It is no use crying over spilt milk. はことわざ的な表現で、「覆水盆に返らず」に近い意味です。
応用例と判別のコツ
There is no doing
There is no doing は「〜することはできない」「〜する方法がない」という意味を表します。
There is no telling what will happen. は「何が起こるか分からない」という決まった形です。
feel like doing
feel like doing は「〜したい気がする」です。この like は前置詞なので、後ろには動名詞が来ます。
I feel like to go out. ではなく I feel like going out. です。
have difficulty / trouble doing
have difficulty doing は「〜するのに苦労する」です。元は have difficulty in doing の in が省略された形と考えられます。
difficulty の後ろに to do を置かないように注意します。
大学受験で問われる重要ポイント
- cannot help doing は〜せずにはいられない
- be worth doing は〜する価値がある
- be worth being done ではなく be worth doing が基本
- It is no use / no good doing は〜しても無駄だ
- There is no doing は〜することはできない
- feel like doing の like は前置詞
- have difficulty / trouble doing は頻出
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、doing の働き、直前の動詞、前置詞、意味上の主語を自分で一度確認してみてください。
Q1. be worth reading の reading は能動形?受動形?
Q2. It is no use complaining. はどう訳す?
Q3. feel like の後ろは to do?doing?
まとめ
動名詞の重要構文は、表現ごとに意味と形をセットで覚えます。
cannot help doing、be worth doing、It is no use doing、There is no doing、feel like doing、have difficulty doing は必ず押さえましょう。
この章の進行
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次は、動名詞の中でも to + doing の見分け方 を整理します。