「〜がなければ…」の書き方

「〜がなければ…」の書き方

「〜がなければ…」を英語にしようとして、if を使った長い文になっていませんか。

without / but for を使えば、if 節なしで簡潔に仮定法を書けます。
入試の書き換え問題でも頻出の表現です。

目次

この記事のポイント

  • without / but for を使った仮定法の書き方を理解する
  • if it were not for / if it had not been for との書き換えを整理する
  • よくある間違いを知って、入試で減点されない書き方を身につける

問題

次の日本語を英語に直しなさい。

水がなければ、地球上の生命は存在しないだろう。

まずは自分で書いてみてください。

解答例

Without water, life on Earth would not exist.

これ以外にも正解になる書き方があります。あとでまとめて紹介します。

解説

この問題のポイントは、「〜がなければ」を without で簡潔に書けることです。

解答例の構造

  • Without ~, S + would/could + 原形 =「〜がなければ、…だろう」
  • without はif 節の代わりになる
  • 主節は仮定法過去(would + 原形)→ 現在の事実に反する仮定

よくある間違い①:主節に仮定法を使い忘れる

× Without water, life on Earth does not exist.

「存在しないだろう」という現在の事実に反する仮定なので、主節は仮定法(would + 原形)にします。

○ Without water, life on Earth would not exist.

よくある間違い②:過去の仮定で時制を間違える

× Without your help, I would fail the exam.(昨日の試験の話)

過去の事実に反する仮定なら、主節は would have + p.p. にします。

○ Without your help, I would have failed the exam.

「〜がなければ」4つの書き方

構文 現在の仮定 過去の仮定
without Without A, S would V. Without A, S would have p.p.
but for But for A, S would V. But for A, S would have p.p.
if it were not for If it were not for A, S would V.
if it had not been for If it had not been for A, S would have p.p.

without と but for は現在・過去どちらにも使えて便利です。入試ではまず without を覚えましょう。

練習問題

次の日本語を英語に直しなさい。

彼の助けがなかったら、私はそのプロジェクトを完成させることができなかっただろう。

解答例と解説を確認する

Without his help, I could not have completed the project.

過去の事実に反する仮定 → would/could + have + p.p.
「〜がなかったら」→ Without
「完成させることができなかった」→ could not have completed

別解:But for his help, I could not have completed the project.
別解:If it had not been for his help, I could not have completed the project.


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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