動名詞を目的語に取る動詞

動名詞を目的語に取る動詞
目次

導入

動名詞の入試問題で最もよく問われるのが、動詞の後ろに doing を置くか to do を置くかです。

enjoy, finish, avoid, mind などは、目的語として動名詞を取る代表的な動詞です。

この記事では、動名詞を目的語に取る動詞を意味のまとまりで整理し、丸暗記に頼らず判断できるようにします。

この記事のポイント(読了6分)
  • enjoy / finish / avoid / mind
  • give up / put off / keep / practice
  • consider / admit / deny / suggest
  • 動名詞を取る動詞は意味の方向で覚える

語呂で覚える
メガフェプス MEGAFEPS
Mind(気にする)/Enjoy(楽しむ)/Give up(あきらめる)/Avoid(避ける)/Finish(終える)/Escape(逃れる)/Practice(練習する)/Stop(やめる)
これらは目的語に動名詞(doing)をとる。後ろに to do は続けない。
※ stop は stop to do(〜するために立ち止まる)の形もあるが、この to do は目的語ではなく副詞的用法です。

基本

動名詞を目的語に取る動詞には、実際に行ったこと、途中で止めること、避けること、頭の中で扱うことに関係するものが多いです。

ただし最終的には動詞ごとの相性が決まっているので、頻出動詞は例文ごと覚えます。

グループ 動詞 意味
楽しむ・評価する enjoy / appreciate enjoy reading 読むことを楽しむ
終える・やめる finish / stop / give up finish writing 書き終える
避ける avoid / escape avoid making mistakes ミスを避ける
心・思考 mind / consider / admit / deny consider moving 引っ越しを検討する
延期・練習 postpone / practice postpone leaving 出発を延期する

enjoy / finish / avoid / mind

enjoy, finish, avoid, mind は、動名詞を取る代表的な動詞です。

enjoy to do, finish to do, avoid to do, mind to do とはしません。

Would you mind opening the window? は「窓を開けていただけますか」という丁寧な依頼で、mind の後ろは opening です。

I enjoy reading novels.
私は小説を読むことを楽しみます。
Would you mind opening the window?
窓を開けていただけますか。

give up / put off / keep / practice

give up doing は「〜するのを諦める」、put off doing は「〜するのを延期する」、keep doing は「〜し続ける」、practice doing は「〜する練習をする」です。

これらは熟語として出ることも多く、後ろに to do を置かない点が狙われます。

He gave up smoking.
彼は喫煙をやめました。
We put off discussing the problem.
私たちはその問題を話し合うのを延期しました。

consider / admit / deny / suggest

consider doing は「〜することを検討する」、admit doing は「〜したことを認める」、deny doing は「〜したことを否定する」です。

suggest は suggest doing または suggest that S V の形を取ります。

suggest O to do は標準的ではないため注意します。

She considered studying abroad.
彼女は留学することを検討しました。
He denied breaking the window.
彼は窓を割ったことを否定しました。

判別のコツ

動名詞を取る動詞は意味の方向で覚える

動名詞は、すでにしていること、実際にしたこと、避ける対象、検討対象などを名詞化しやすい形です。

finish doing は「もう始まっている行為を終える」、avoid doing は「起こりうる行為を避ける」、admit doing は「したことを認める」と考えると、doing が自然に見えます。

I avoided talking about money.
お金の話をするのを避けた。
She admitted making a mistake.
ミスをしたことを認めた。

目的語を取る動名詞句の範囲

動名詞が目的語を取る場合、doing だけでなく、doing + 目的語 + 修飾語までが1つの名詞句になります。

He denied telling her the truth yesterday. では telling her the truth yesterday 全体が denied の目的語です。

They discussed building a new library.
building a new library 全体が目的語。
I miss playing soccer with my friends.
playing soccer with my friends 全体が目的語。

受動態にするときの注意

動名詞を目的語に取る動詞では、動名詞句をそのまま主語にした受動態は不自然になりやすく、名詞(The meeting)を主語にするか名詞化します。

They postponed holding the meeting. は The meeting was postponed. のように簡潔に言えますが、何を延期したかを残すなら The holding of the meeting was postponed. のような名詞化が必要になり、自然さも文脈によります。

He admitted stealing the money.
stealing the money が admitted の目的語。
Stealing the money was admitted by him.
文法的には可能でも、不自然になりやすい。

よくある間違い

間違い 1

誤りI enjoyed to talk with her.
正しくはI enjoyed talking with her.
理由enjoy は動名詞を目的語に取ります。

間違い 2

誤りHe avoided to answer the question.
正しくはHe avoided answering the question.
理由avoid の後ろは doing です。

間違い 3

誤りShe suggested me to call him.
正しくはShe suggested that I call him.
理由suggest は suggest doing / suggest that S V の形を取り、suggest O to do の形は取れません。

まとめ

動名詞を目的語に取る動詞は、enjoy / finish / avoid / mind を中心に、give up / put off / consider / admit / deny まで押さえます。

空所補充では、動詞の直後を見て、to do ではなく doing を選ぶ根拠を持てるようにしましょう。


この章の進行

次は、動名詞の中でも 不定詞と動名詞の基本差 を整理します。


関連する章

関連記事(実践編)

DAILY STUDY
この単元を毎日5問で復習

文法の知識を定着させるには、繰り返しが大切です。1回5問・約3分で、今日学んだ内容を確認できます。

ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

目次