【英文法 第7章】動名詞の基本用法|主語・目的語・補語・前置詞の目的語になる doing

目次

導入

動名詞は、文の中で名詞と同じような位置に入ります。

具体的には、主語、目的語、補語、前置詞の目的語になります。ここを押さえると、doing がなぜその位置にあるのかを説明できます。

この記事では、動名詞の4つの基本位置を、文型と前置詞の働きから整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 動名詞をどう見るか
  2. 基本用法(動名詞の基本用法の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

動名詞の基本用法は、doing 全体を1つの名詞句として見ることです。

文中で S / O / C になっているのか、前置詞の後ろに置かれているのかを確認します。

位置 働き 注意点
主語 Learning English takes time. S 主語全体は単数扱い
目的語 I finished reading the book. O 動詞との相性を見る
補語 My hobby is collecting stamps. C 進行形と区別
前置詞の目的語 She is good at speaking English. 前置詞 at の目的語 前置詞の後ろは doing

基本用法(動名詞の基本用法の概要)

主語になる動名詞

動名詞句は主語になります。Learning English takes time. では Learning English 全体が主語です。

動名詞句が主語になるときは、基本的に単数扱いです。そのため、Learning English take time. ではなく takes time になります。

Learning English takes time.
英語を学ぶことには時間がかかります。
Getting enough sleep is important.
十分に眠ることは重要です。

目的語になる動名詞

動名詞は動詞の目的語になります。ただし、すべての動詞の後ろに doing を置けるわけではありません。

finish, enjoy, avoid, mind などは動名詞を目的語に取ります。一方、want, decide, hope などは基本的に to do を取ります。

I finished writing the essay.
私は作文を書き終えました。
She avoided answering the question.
彼女はその質問に答えるのを避けました。

補語になる動名詞

be 動詞の後ろで、主語の内容を説明する動名詞は補語です。

My hobby is reading novels. では reading novels が My hobby の内容を説明しています。進行形の is reading とは働きが違います。

My job is teaching English.
私の仕事は英語を教えることです。
His favorite activity is playing soccer.
彼の好きな活動はサッカーをすることです。

応用例と判別のコツ

前置詞の目的語になる動名詞

前置詞の後ろには名詞が必要です。動詞の意味を置きたい場合は、動名詞にして名詞の働きにします。

I am interested in learning English. では、in の目的語が learning English です。in learn English にはできません。

Thank you for helping me.
for の後ろに helping。
She left without saying goodbye.
without の後ろに saying。

補語の doing と進行形の doing

My hobby is reading novels. の reading は動名詞で、主語の内容を説明する補語です。

She is reading novels. の reading は現在分詞で、進行形の一部です。見た目は同じでも、前者は「趣味 = 読書」、後者は「今読んでいる」という違いがあります。

My task is checking the answers.
checking the answers が補語。
I am checking the answers now.
am checking は進行形。

it を仮主語にする形

動名詞が主語になる文は、場合によって it を使って言い換えられます。ただし、It is … to do の方が自然な場合も多く、すべてを機械的に置き換えるわけではありません。

It is no use crying over spilt milk. のように、it と動名詞が結びつく決まった構文もあります。

It is no use worrying about it.
それを心配しても無駄です。
It is worth trying again.
もう一度試す価値があります。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 動名詞は主語・目的語・補語・前置詞の目的語になる
  • 動名詞句が主語のときは単数扱い
  • 目的語に doing を取るか to do を取るかは動詞で決まる
  • 前置詞の後ろは doing にする
  • 補語の doing と進行形の doing は働きで区別する
  • It is no use doing などの構文も押さえる

よくある間違い

間違い 1

誤りLearning English take time.
正しくはLearning English takes time.
理由動名詞句の主語は単数扱いです。

間違い 2

誤りShe is good at speak English.
正しくはShe is good at speaking English.
理由前置詞 at の後ろは動名詞です。

間違い 3

誤りMy hobby is read books.
正しくはMy hobby is reading books.
理由補語として使うなら動名詞にします。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、doing の働き、直前の動詞、前置詞、意味上の主語を自分で一度確認してみてください。

Q1. Learning English is fun. の主語は?
Learning English 全体です。
Q2. 前置詞 without の後ろに動詞を置くなら?
without doing の形にします。
Q3. My hobby is reading. の reading は進行形?
いいえ。補語として働く動名詞です。
迷ったら:doing が名詞として働いているか、前置詞の後ろか、直前の動詞が doing を取るか、不定詞と意味が変わる動詞かを順に確認します。

まとめ

動名詞は、名詞と同じように主語・目的語・補語・前置詞の目的語になります。

doing の形を見たら、まず文中でどの名詞的な位置に入っているかを確認しましょう。


この章の進行

次は、動名詞の中でも 動名詞を目的語に取る動詞 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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