導入
英語の動詞は、自動詞と他動詞に分かれます。
この区別は、文型と前置詞の使い方を決める土台です。
違いはひとつです。
動詞の後ろに目的語を直接置けるかどうかです。
- 自動詞は目的語を直接とらない、他動詞は直接とる
- 前置詞の後ろの名詞は目的語 O ではなく M
- 混同しやすい動詞ペアが受験頻出
第 1 文型 SV と 第 3 文型 SVO を補強する内容です。
基本
| 種類 | 性質 | 文型 |
|---|---|---|
| 自動詞 | 目的語を直接とらない | 第1文型 SV(+M) |
| 他動詞 | 目的語を直接とる | 第3文型 SVO |
前置詞の後ろの名詞は目的語ではない
自動詞の後ろに名詞があっても、それが前置詞の後ろなら目的語 O ではなく修飾語 M です。
| 例文 | 後ろの名詞 | 文型 |
|---|---|---|
| He arrived at the station. | at の後ろ → M | SV+M |
| He reached the station. | reach の直後 → O | SVO |
同じ「到着する」でも、arrive は自動詞、reach は他動詞。
日本語訳ではなく、動詞ごとに形を覚えるのが鉄則です。
判別のコツ
混同しやすい動詞ペア
受験では、意味が近いのに自他が違う動詞ペアが狙われます。
| 自動詞(前置詞あり) | 他動詞(前置詞なし) | 意味 |
|---|---|---|
| arrive at / in | reach | 〜に着く |
| listen to | hear | listen to=意識して聞く/hear=聞こえる |
| look at | see / watch | look at=視線を向ける/see=見える/watch=じっと見る |
| talk about | discuss | 〜について話す |
| go into | enter | 〜に入る |
右側の他動詞は、前置詞をつけると誤りになります。
前置詞NGの他動詞
「〜に」「〜と」「〜について」という訳につられて前置詞をつけがちですが、次はすべて他動詞。前置詞なしで目的語を直接とります。
「人」を直接目的語にできない他動詞(explain 型)
explain / suggest / introduce は他動詞ですが、「人」を直接目的語にできません。
「内容 + to + 人」の語順にします。受験頻出です。
| 動詞 | 正しい形 |
|---|---|
| explain | explain 内容 to 人 |
| suggest | suggest 内容 to 人 |
| introduce | introduce 人・物 to 人 |
よくある間違い
間違い 1:他動詞に前置詞をつける
reach は他動詞なので前置詞は不要。
自動詞 arrive なら arrive at the station です。
間違い 2:explain の後ろに人を直接置く
explain は「人」を直接目的語にできません。
「内容 + to + 人」の語順にします。suggest / introduce も同じです。
まとめ
- 自動詞は目的語を直接とらない、他動詞は直接とる
- 前置詞の後ろの名詞は O ではなく M
- reach / discuss / marry / resemble / answer は前置詞NG
- explain / suggest / introduce は「内容 + to + 人」
動詞の自他は、辞書で確認する習慣をつけると確実に身につきます。
この章の進行
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次は、目的語 O と補語 C の見分け方 を整理します。
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