強調表現の読み方|the very・oneself・not … at all

強調表現の読み方|the very・oneself・not … at all

very や himself のような見慣れた単語が、いつもと違う場所に現れたら要注意です。筆者がそこに力を込めた印であり、設問にも絡みやすいポイントです。下の英文には、そうした強調が3つあります。

目次

今回読む英文

まずノートに書き写して、自分で訳してみてください。

The mayor himself admitted that the very policy he had designed to protect small businesses had not helped them at all.

語彙チェック

mayor
市長
admit
〈事実〉を認める
policy
政策
design
〈物〉を設計する
protect
〈人・物〉を守る
business
事業
not … at all
全く〜ない
自分で訳したら答え合わせ
市長自身が、自分が小規模事業者を守るために設計した、まさにその政策が、彼らを全く助けていなかったと認めた。

構造

S
The mayor himself
市長自身が(himself = 強調の再帰代名詞)
V
admitted
認めた
O
that the very policy … had not helped them at all
まさにその政策が彼らを全く助けていなかったこと(the very + 名詞/not … at all)
修飾
he had designed to protect small businesses
小規模事業者を守るために自分が設計した(policy を修飾・関係代名詞の省略)

読解のポイント

1
名詞の直後の oneself は「〜自身が」の強調
The mayor himself = ほかならぬ市長自身が。目的語の再帰代名詞(hurt himself)とは働きが違い、消しても文が成立します。
2
the very + 名詞は「まさにその〜」
この very は副詞(とても)ではなく形容詞です。the very policy = まさにその政策。直後の名詞を一点強調します。
3
not … at all は「全く〜ない」——at all が否定を強める
had not helped them at all = 全く助けていなかった。at all は否定文で否定を最大化します(疑問文では「そもそも」)。

練習問題

今回のポイントを意識して、別の英文を読んでみましょう。

The author herself confessed that the very chapter critics praised most had been the hardest one to write, though she did not regret the struggle at all.
自分で訳したら答え合わせ
その作家自身が、批評家が最も称賛したまさにその章こそ、執筆が最も困難だったと告白した。もっとも、彼女はその苦闘を全く後悔していなかったのだが。
まとめ

名詞直後の oneself は「〜自身が」、the very + 名詞は「まさにその」、not … at all は「全く〜ない」。小さな語の強調を拾うと、筆者の力点が見えます。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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