【英文法 第11章】名詞節を作る接続詞|that・whether / if・疑問詞節を整理する

目次

導入

名詞節は、節全体が名詞の働きをする形です。

I think that he is right. の that he is right は、think の目的語です。Whether he will come is uncertain. の whether he will come は主語です。

この記事では、that 節、whether / if 節、疑問詞節が、主語・目的語・補語・同格として働くしくみを整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 接続詞・前置詞をどう見るか
  2. 基本用法(名詞節の接続詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や後ろの形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

名詞節の中心は、主語と動詞を含む節全体が名詞の位置に入ることです。

名詞は主語・目的語・補語になります。同じように、that S V、whether S V、what S V などの節も、文の中で名詞の働きをします。

副詞節との違いは、節が文の中心要素になっているかどうかです。because S V や when S V は状況を足す副詞節になりやすい一方、that S V や whether S V は名詞の位置に入ります。

働き 注意
that S V 事実・内容を表す名詞節 I know that he is honest. 目的語の that は省略されることがある
whether S V 〜かどうか Whether he will come is uncertain. 主語・補語・前置詞の後ろで使いやすい
if S V 〜かどうか I wonder if he will come. 目的語節でよく使う
疑問詞 S V 何を・いつ・なぜなど I know where he lives. 語順は疑問文ではなく平叙文
the fact that S V 同格 the fact that he passed that 節が前の名詞の内容を説明

基本用法(名詞節の接続詞の概要)

that 節は内容を表す

that S V は「S が V すること」という内容を表します。

I think that he is right. では、that he is right が think の目的語です。目的語の that は省略されることがあります。

She said that she was busy.
that 節が said の目的語です。
The truth is that nobody knows the answer.
that 節が補語です。

whether / if は「〜かどうか」

whether と if は、名詞節で「〜かどうか」を表します。

I do not know whether he will agree. は「彼が同意するかどうかわからない」です。目的語節では if もよく使われます。

I wonder if she remembers me.
彼女が私を覚えているかどうかと思う。
Whether we can finish the work is the question.
仕事を終えられるかどうかが問題です。

疑問詞節は語順に注意する

what, where, when, why, how などが名詞節を作ることがあります。

I know where does he live. ではなく、I know where he lives. です。間接疑問では、疑問文の語順ではなく、主語 + 動詞の語順になります。

Do you know where he lives?
where he lives の語順。
I cannot understand why she said that.
why she said that の語順。

応用例と判別のコツ

that 節は前置詞の直後に置きにくい

that 節は名詞節ですが、普通は前置詞の直後にそのまま置きにくいです。

I am sure of that he is honest. ではなく、I am sure that he is honest. または I am sure of the fact that he is honest. のようにします。

I was surprised at the fact that he passed the exam.
the fact that … が at の目的語です。
I am confident that she will succeed.
confident の後ろに that 節を置いています。

whether は if より使える範囲が広い

whether は主語・補語・前置詞の目的語・to 不定詞の前などで使いやすいです。

if は名詞節では主に目的語節で使います。Whether to go is a difficult question. のように、whether to do の形も重要です。

We talked about whether we should continue the project.
前置詞 about の後ろなので whether が自然です。
I have not decided whether to join the club.
whether to do の形。

同格の that 節

the fact, the news, the idea, the belief などの名詞の後ろに that 節が来ると、その名詞の内容を説明することがあります。

the news that he won the prize は「彼が賞を取ったという知らせ」です。この that は関係代名詞ではなく、内容を導く接続詞です。

The news that she passed the exam made us happy.
that 節が news の内容を説明しています。
I like the idea that everyone can learn at their own pace.
idea の内容を that 節が説明しています。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 名詞節は節全体が名詞の働きをする
  • that 節は内容を表す
  • 目的語の that は省略されることがある
  • whether / if は「〜かどうか」
  • 間接疑問は疑問文語順ではなく主語 + 動詞
  • that 節は前置詞の直後に置きにくい
  • whether は主語・前置詞の後ろ・whether to do で使いやすい
  • 同格の that と関係代名詞 that を区別する

よくある間違い

間違い 1

誤りI know where does he live.
正しくはI know where he lives.
理由間接疑問は主語 + 動詞の語順です。

間違い 2

誤りI am sure of that he is right.
正しくはI am sure that he is right. / I am sure of the fact that he is right.
理由that 節は前置詞 of の直後に置きにくいです。

間違い 3

誤りIf he will come is uncertain.
正しくはWhether he will come is uncertain.
理由主語になる名詞節では whether が自然です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、接続詞なら後ろの節、前置詞なら後ろの名詞句を自分で一度確認してみてください。

Q1. that he is right はどんな働きをする?
節全体で名詞の働きをします。
Q2. I know where does he live. の誤りは?
where he lives の語順にします。
Q3. whether と if のうち、主語にしやすいのは?
whether です。
Q4. the fact that S V の that は何をする?
前の名詞の内容を説明する同格の that です。
迷ったら:接続詞は節を導くか、前置詞は名詞句を導くかを最初に見ます。そのうえで、文中で名詞・副詞・修飾語のどの働きをしているかを確認します。

まとめ

名詞節を作る接続詞には that, whether / if, 疑問詞があります。節全体が主語・目的語・補語などの名詞の位置に入ります。

間接疑問の語順、whether と if の使い分け、that 節と前置詞の相性、同格の that は、大学受験で特に問われます。


この章の進行

次は、接続詞・前置詞の中でも 相関接続詞 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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