導入
関係代名詞は、関係詞節の中でどんな働きをしているかによって、主格・目的格・所有格に分かれます。
who lives の who は主語、whom I met の whom は目的語、whose name の whose は所有を表します。
この記事では、関係代名詞の格を、関係詞節の欠けから判断する手順で整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 関係詞をどう見るか
- 基本用法(関係代名詞の格の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や先行詞だけに引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
格の中心は、関係代名詞が関係詞節の中で何の代わりをしているかです。
主語が欠けていれば主格、目的語が欠けていれば目的格、所有者を表す語が欠けていれば所有格です。
先行詞が人か物かだけでは不十分です。the man who helped me と the man whom I helped では、同じ the man でも関係詞節内の働きが違います。
| 格 | 人 | 物 | 欠けているもの |
|---|---|---|---|
| 主格 | who / that | which / that | 主語 |
| 目的格 | whom / who / that | which / that | 目的語 |
| 所有格 | whose | whose / of which | 所有を表す語 |
| 前置詞の目的語 | whom | which | 前置詞の後ろの名詞 |
基本用法(関係代名詞の格の概要)
主格は主語が欠けている
関係詞節の中で主語が欠けている場合、主格の関係代名詞を使います。
The man who lives next door is kind. では、lives の主語が who です。関係詞の後ろにすぐ動詞が続く形になりやすいです。
目的格は目的語が欠けている
関係詞節の中で目的語が欠けている場合、目的格の関係代名詞を使います。
The man whom I met yesterday is a doctor. では、met の目的語が whom です。目的格の関係代名詞は省略できることもあります。
所有格は whose
先行詞の所有を表すときは whose を使います。whose の後ろには名詞が続きます。
a girl whose father is a doctor では、whose father が「その少女の父」という意味です。father の前の所有を表す語が欠けています。
応用例と判別のコツ
目的格は省略されやすい
目的格の関係代名詞は、省略できることが多いです。
The book which I bought yesterday is useful. は The book I bought yesterday is useful. とできます。一方、主格の who / which は原則として省略できません。
前置詞の後ろでは whom / which
前置詞が関係代名詞の前に出る場合、人なら whom、物なら which を使います。that は前置詞の直後には置けません。
the man to whom I spoke, the house in which he lives のような形です。やや硬い表現ですが、入試ではよく出ます。
whose は物にも使える
whose は人だけでなく、物を先行詞にして使われることもあります。
a house whose roof is red は自然な表現です。より硬く言えば a house the roof of which is red のような形もあります。
大学受験で問われる重要ポイント
- 関係代名詞の格は関係詞節内の働きで決まる
- 主語が欠けていれば主格
- 目的語が欠けていれば目的格
- 所有を表す語が欠けていれば whose
- 目的格の関係代名詞は省略できることが多い
- 主格の関係代名詞は原則省略できない
- 前置詞の直後は whom / which
- whose は物にも使える
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、先行詞、関係詞節の欠け、関係詞の格、節全体の働きを自分で一度確認してみてください。
Q1. 関係代名詞の格は何で決まる?
Q2. 目的格の関係代名詞は省略できる?
Q3. 前置詞の直後に that は置ける?
Q4. whose の後ろには何が続く?
まとめ
関係代名詞の主格・目的格・所有格は、関係詞節の中で何が欠けているかで判断します。
主語が欠けていれば主格、目的語が欠けていれば目的格、所有を表す語が欠けていれば whose です。目的格の省略と、前置詞 + whom / which も必ず押さえましょう。
この章の進行
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次は、関係詞の中でも 関係代名詞 that を整理します。