【英文法 第9章】関係代名詞の基本|who・which・that が名詞を説明するしくみ

目次

導入

関係代名詞は、先行詞を説明する節の中で、主語や目的語など名詞の働きをする語です。

the man who helped me では、who が helped の主語として働きながら、the man を説明する節を導いています。

この記事では、who・which・that の基本を、先行詞と関係詞節内の欠けから整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 関係詞をどう見るか
  2. 基本用法(関係代名詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や先行詞だけに引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

関係代名詞の中心は、名詞の代わりをしながら、説明節を先行詞につなぐことです。

I know the boy. He speaks French. の He を who に変えて、I know the boy who speaks French. とできます。

who は人、which は物・動物、that は人にも物にも使えます。ただし、最終的な判断には、関係詞節の中で主語や目的語が欠けているかを確認する必要があります。

関係代名詞 主な先行詞 関係詞節内の働き
who 主語・目的語 the girl who called me
which 物・動物 主語・目的語 the book which changed my life
that 人・物・動物 主語・目的語 the song that I like
whose 人・物 所有 a man whose name I forgot

基本用法(関係代名詞の概要)

who は人を説明する

先行詞が人で、関係詞節の中に主語や目的語が欠けているとき、who を使えます。

the teacher who taught me English では、who が taught の主語です。the teacher I met yesterday では、目的格の関係代名詞が省略されています。

The woman who lives next door is a doctor.
who が lives の主語。
The student I helped passed the exam.
helped の目的語になる関係代名詞が省略されている。

which は物・動物を説明する

先行詞が物や動物で、関係詞節の中に主語や目的語が欠けているとき、which を使います。

the book which is on the desk では、which が is の主語です。the book which I bought では、which が bought の目的語です。

The computer which broke yesterday is mine.
which が broke の主語。
This is the movie which I watched last night.
which が watched の目的語。

that は人にも物にも使える

that は、人にも物にも使える関係代名詞です。会話や制限用法でよく使われます。

the person that helped me, the book that I need のように、who / which の代わりに使えることがあります。

The man that called you is waiting outside.
that が called の主語。
This is the key that I lost yesterday.
that が lost の目的語。

応用例と判別のコツ

関係代名詞は節の中で役割を持つ

関係代名詞は、単なる接続語ではありません。関係詞節の中で主語・目的語・所有などの役割を持ちます。

The book which I bought is useful. では、bought の目的語が欠けています。which がその目的語の役割をしています。

The person who helped me was kind.
who = helped の主語。
The person whom I helped thanked me.
whom = helped の目的語。

目的格の who は whom になることがある

目的語として働く who は、改まった文では whom になることがあります。

the man whom I met は文法的に正確ですが、日常的には the man I met や the man that I met もよく使われます。前置詞の直後では whom が好まれます。

The man whom I respect is my teacher.
whom は respect の目的語。
The man to whom I spoke was kind.
前置詞 to の直後なので whom。

関係代名詞と接続詞 that を区別する

that には関係代名詞だけでなく、名詞節を導く接続詞の用法もあります。

the book that I bought の that は bought の目的語として働く関係代名詞です。I think that he is right. の that は節を導くだけで、節内の成分ではありません。

This is the camera that I bought.
that は bought の目的語。関係代名詞。
I know that he bought a camera.
that は成分にならない。接続詞。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 関係代名詞は先行詞を説明する節を導く
  • who は人、which は物・動物、that は人にも物にも使える
  • 関係代名詞は関係詞節内で主語・目的語などとして働く
  • 目的格の who は whom になることがある
  • 前置詞の直後では whom / which を使う
  • 関係代名詞 that と接続詞 that を区別する
  • 関係詞節の欠けを確認してから選ぶ

よくある間違い

間違い 1

誤りThis is the book which I bought it yesterday.
正しくはThis is the book which I bought yesterday.
理由which が bought の目的語なので it は不要です。

間違い 2

誤りThe man which helped me is my uncle.
正しくはThe man who helped me is my uncle.
理由先行詞が人なので who が自然です。

間違い 3

誤りI know that he bought. を関係代名詞と考える
正しくはI know that he bought it.
理由接続詞 that の後ろは文として成り立つ必要があります。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、先行詞、関係詞節の欠け、関係詞の格、節全体の働きを自分で一度確認してみてください。

Q1. 関係代名詞は関係詞節内で役割を持つ?
持ちます。主語・目的語・所有などの働きをします。
Q2. 先行詞が物なら who と which のどちら?
基本は which です。that も使える場合があります。
Q3. This is the book which I bought. の which は何の働き?
bought の目的語です。
Q4. 関係代名詞 that と接続詞 that の見分け方は?
that が節内の成分として働いているかを確認します。
迷ったら:先行詞を見つけ、関係詞節の中に主語・目的語・所有・副詞のどれが欠けているかを確認します。名詞が欠けていれば関係代名詞、副詞の働きが欠けていれば関係副詞です。

まとめ

関係代名詞は、先行詞を説明する節を導きながら、その節の中で主語や目的語として働きます。

who・which・that の選択では、先行詞だけでなく、関係詞節内の欠けを確認します。関係代名詞が代わりをしている名詞を二重に置かないことも重要です。


この章の進行

次は、関係詞の中でも 主格・目的格・所有格 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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