【英文法 第8章】分詞が補語になる文|SVC・SVOC の現在分詞と過去分詞

目次

導入

分詞は名詞を修飾するだけでなく、補語になることがあります。

The movie was exciting. の exciting は主語 The movie を説明する補語です。I saw him running. の running は目的語 him を説明する補語です。

この記事では、SVC と SVOC に出る分詞を、現在分詞・過去分詞の向きから整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 分詞をどう見るか
  2. 基本用法(分詞補語の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や -ing / -ed の形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

補語になる分詞の中心は、S = C または O = C の関係を説明することです。

The door remained closed. では The door = closed の状態です。I found the door locked. では the door = locked の状態だと分かります。

SVOC では、目的語と補語の関係が特に重要です。O が C の動作をしているなら doing、O が C の動作を受けるなら done です。

文型 判断
SVC S + be / remain / seem + doing The game was exciting. S が人に感情を起こさせる
SVC S + be / remain / seem + done The door remained closed. S がその状態にある
SVOC V + O + doing I saw him running. O が動作をしている
SVOC V + O + done I found the window broken. O が動作を受けている

基本用法(分詞補語の概要)

SVC の分詞

SVC では、分詞が主語の状態や性質を説明します。

The story was moving. は story が人を感動させる性質を持っているという意味です。She was moved. は She が感動させられた状態です。

The result was disappointing.
result が人をがっかりさせる。
He looked disappointed.
He ががっかりさせられた状態。

SVOC の現在分詞

SVOC で目的語がその動作をしているなら、補語に現在分詞を置きます。

I saw him crossing the street. では、him が cross しています。目的語 him と crossing の関係は能動です。

I heard someone knocking at the door.
someone が knock している。
She kept me waiting for an hour.
me が wait している状態を keep した。

SVOC の過去分詞

目的語がその動作を受ける側なら、補語に過去分詞を置きます。

I found the window broken. では、window が break されています。We must keep the door locked. では、door が lock された状態です。

I had my bike repaired.
my bike は repair される側。
Please keep the door closed.
door は close された状態。

応用例と判別のコツ

知覚動詞 + O + doing / done

see, hear, feel, notice などの知覚動詞では、O + doing と O + done の両方が出ます。

I saw him crossing the street. は彼が横断している途中を見たという意味です。I saw the street crowded with people. なら、street が crowd された状態を見たという意味です。

I heard my name called.
my name が call された。
I heard someone calling my name.
someone が call していた。

have / get + O + done

have / get + O + done は、目的語が何かをされることを表します。

I had my hair cut. は「髪を切ってもらった」です。my hair が cut される側なので過去分詞です。

I had my computer fixed.
computer を修理してもらった。
She got her bag stolen.
bag を盗まれた。被害の意味にもなる。

leave / keep / find + O + C

leave, keep, find は O + C の形でよく使われます。C には現在分詞・過去分詞・形容詞などが入ります。

Do not leave the water running. は water が run している状態のままにすることです。I found the room cleaned. は room が clean された状態だと分かったという意味です。

Do not keep the engine running.
engine が run している状態を続ける。
I found the problem solved.
problem が solve された状態だと分かった。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 分詞は SVC の C になれる
  • 分詞は SVOC の C になれる
  • O が動作をしているなら O + doing
  • O が動作を受けるなら O + done
  • 知覚動詞では O + doing / done の違いが頻出
  • have / get + O + done は「O を〜してもらう・される」
  • keep / leave / find + O + C は O と C の関係を見る

よくある間違い

間違い 1

誤りI saw him crossed the street.
正しくはI saw him crossing the street.
理由him が横断している途中なら crossing です。

間違い 2

誤りI had my hair cutting.
正しくはI had my hair cut.
理由hair は cut される側なので過去分詞 cut です。

間違い 3

誤りThe news was surprised.
正しくはThe news was surprising.
理由news は人を驚かせる側なので surprising です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、分詞の形、名詞との関係、主語との関係、能動・受動の向きを自分で一度確認してみてください。

Q1. SVOC で O が動作をしているなら C はどんな形?
現在分詞 doing です。
Q2. SVOC で O が動作を受けるなら C はどんな形?
過去分詞 done です。
Q3. I heard my name called. の my name と called の関係は?
my name が call される受動関係です。
Q4. I had my watch repaired. の意味は?
時計を修理してもらった、です。watch は repair される側です。
迷ったら:分詞が名詞を説明しているのか、補語になっているのか、分詞構文で文全体を説明しているのかを先に分けます。そのうえで、doing は能動・進行、done は受動・完了を基本に判断します。

まとめ

分詞は補語として、主語や目的語の状態を説明できます。SVC では S = C、SVOC では O = C の関係を見ます。

特に SVOC では、目的語が動作をしているなら doing、動作を受けるなら done です。知覚動詞、have / get、keep / leave / find は入試でよく問われます。


この章の進行

次は、分詞の中でも 分詞構文の基本 を整理します。


ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

目次