導入
第3文型はS+V+O。
S が O を V するという、目的語をとる文型です。
I が S、read が V、a book が O。
a book は「読む」という動作の対象です。
ポイントは2つあります。
目的語 O は動作の対象であること、そして第3文型の動詞は他動詞であることです。
- 第3文型は S≠O。O は動作の対象(第2文型 S=C との違い)
- 他動詞は目的語を直接とる。前置詞は不要
- reach / discuss / marry など前置詞を付けない他動詞が頻出
前の記事 第 2 文型 SVC との違いも意識して読んでください。
基本
第3文型の中心は、S が O を V する。
第2文型と違い、S と O はイコールになりません。
a dictionary は「買う」対象。
He = a dictionary ではないので、補語 C ではなく目的語 O です。
同じ形でも、S との関係で文型が変わります。
| 例文 | S と後ろの語の関係 | 文型 |
|---|---|---|
| He became a teacher. | He = a teacher | SVC |
| He met a teacher. | He ≠ a teacher(met の対象) | SVO |
後ろの語が主語を説明していれば SVC、動作の対象なら SVO です。
第3文型の動詞は、目的語を直接とる他動詞です。
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| read / write | 〜を読む/〜を書く |
| buy / make | 〜を買う/〜を作る |
| like / love | 〜が好きだ/〜を愛する |
| know / believe | 〜を知っている/〜を信じる |
| open / break | 〜を開ける/〜を壊す |
判別のコツ
他動詞は前置詞をつけない
日本語の「〜に」「〜と」「〜について」につられて、余計な前置詞をつけてしまう動詞があります。
これらは他動詞なので、前置詞なしで目的語を直接とります。受験最頻出のひっかけです。
| 動詞 | 意味 | × 誤り | 〇 正しい |
|---|---|---|---|
| reach | 〜に到着する | reach |
reach the station |
| discuss | 〜について話し合う | discuss |
discuss it |
| marry | 〜と結婚する | marry |
marry her |
| enter | 〜に入る | enter |
enter the room |
| attend | 〜に出席する | attend |
attend the meeting |
| mention | 〜に言及する | mention |
mention it |
前の記事の自動詞(listen to / arrive at)とは逆です。
自動詞は前置詞が要る、他動詞は要らない。この対比で覚えます。
目的語になる語の種類
目的語 O には、名詞のほかにもいろいろな形が入ります。
「名詞のカタマリ」になるものは、すべて O になれます。
| O の種類 | 例 |
|---|---|
| 名詞 | I made a cake. |
| 代名詞(目的格) | I know him. |
| 動名詞 | I enjoy reading. |
| that 節 | I think that he is right. |
代名詞が目的語のときは、I/he ではなく目的格 me/him/her を使います。
よくある間違い
間違い 1:他動詞に前置詞をつける
discuss は他動詞。
「〜について」でも about は不要です。reach / enter / marry も同じ発想です。
間違い 2:目的語の代名詞を主格にする
目的語には目的格を使います。
主格 she ではなく、目的格 her が正しい形です。
まとめ
- 第3文型は S≠O。O は動作の対象(S=C の第2文型と区別)
- 動詞は他動詞。目的語を前置詞なしで直接とる
- reach / discuss / marry / enter / attend / mention は前置詞NG
- 目的語には名詞・目的格の代名詞・動名詞・that 節が入る
次は、目的語を2つとる第4文型 SVOOを見ていきます。
この章の進行
次は、第4文型 SVOO で 「人に物を与える」形 を整理します。
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