「〜すぎて…できない」の書き方(too 〜 to do)

「〜すぎて…できない」の書き方(too 〜 to do)

「その箱は重すぎて運べなかった」——not がどこにも書かれていないのに「できない」という否定が現れる、不思議な構文です。

基本の型は「too 〜 to do = …するには〜すぎる」です。否定の意味は too(基準を超えている)が作ります。意味上の主語 for A の置き方まで押さえれば完成です。

目次

この記事のポイント

  • too 〜 to do=〜すぎて…できない(not は不要)
  • 「誰にとって」は for A を to do の前に置く
  • 主語が不定詞の目的語に当たるときは it を足さない

問題

次の日本語を英語に直しなさい。

その箱は重すぎて、私には運べなかった。

まずは自分で書いてみてください。

解答例

The box was too heavy for me to carry.

carry の目的語は主語の the box が兼ねるので、carry の後ろに it は置きません。

解説

この問題のポイントは、「重すぎて運べない」を too heavy to carry の一語順で表すことです。not を書かなくても「運べない」という否定が出ます。「私には」という意味上の主語は for me として to carry の直前に置きます。

解答例の構造

  • too + 形容詞 + for A + to do
  • for me = to carry の意味上の主語
  • carry の目的語 = 主語の the box(だから it 不要)

よくある間違い①:不定詞の後ろに it を足す

× The box was too heavy for me to carry it.

この構文では主語が不定詞の目的語を兼ねます。it を置くと目的語が二重になり、誤りです。

○ The box was too heavy for me to carry.

よくある間違い②:too の後ろに that 節を続ける

× The box was too heavy that I could not carry it.

too … that という形はありません。that 節で書くなら so … that S cannot do を使います(こちらも正しい英文ですが、この記事の too … to のほうが簡潔です)。

○ The box was so heavy that I could not carry it.

「〜すぎて…できない」の表現一覧

表現
too 〜 to do 不定詞 He is too young to drive.
too 〜 for A to do 意味上の主語つき The problem is too hard for me to solve.
so 〜 that S cannot do that 節 He is so young that he cannot drive.
not 〜 enough to do 否定 + enough He is not old enough to drive.

too 〜 to do ≒ so 〜 that S cannot do。書き換えで確認すると、否定の意味がどこから出ているかがはっきりします。

練習問題

次の日本語を英語に直しなさい。

その話は奇妙すぎて、私たちには信じられなかった。

解答例と解説を確認する

The story was too strange for us to believe.

believe の目的語は主語の the story が兼ねます。believe it としないよう注意。

別解:The story was so strange that we could not believe it.


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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