「高いものが良いとは限らない」「金持ちが幸せとは限らない」——入試の和文英訳でも自由英作文でも、反論・譲歩の場面で必ず使う表現です。
基本の型は「not always」「not necessarily」の部分否定です。not を置く位置ひとつで「いつも〜ない」という全否定になってしまうので、語順がすべてです。
この記事のポイント
- not always=いつも〜とは限らない(not が always の前)
- not necessarily=必ずしも〜ない
- Not all 〜=すべてが〜とは限らない(文頭に置く)
問題
次の日本語を英語に直しなさい。
高価なものが必ずしも良いとは限らない。
まずは自分で書いてみてください。
解答例
Expensive things are not necessarily good.
not necessarily で「必ずしも良いわけではない=良いとは限らない」という部分否定になります。not always good(いつも良いとは限らない)でも正解です。
解説
この問題のポイントは、not を necessarily の前に置いて「全部を否定しない」形を作ることです。部分否定は「not + 100%を表す語(always・all・necessarily など)」という語順で決まります。
解答例の構造
- not necessarily =「必ずしも〜とは限らない」(部分否定)
- not が necessarily を否定する → この語順が必須
- are not necessarily good =「良いものもあれば、そうでないものもある」
よくある間違い①:not と always の語順が逆になる
△ Expensive things are always not good.
この語順では not が good だけを否定し、「高価なものはいつも良くない」という全否定に近い不自然な文になります。部分否定は not always の語順です。
○ Expensive things are not always good.
よくある間違い②:All 〜 not で書いてあいまいになる
△ All expensive things are not good.
この形は部分否定にも全否定にも読めてしまうあいまいな文です。「すべてが〜とは限らない」と言いたいときは、Not all を文頭に置きます。
○ Not all expensive things are good.
部分否定と全否定の整理
| 表現 | 意味 | 種類 |
|---|---|---|
| not always | いつも〜とは限らない | 部分否定 |
| not necessarily | 必ずしも〜ない | 部分否定 |
| not all(Not all 〜) | すべてが〜とは限らない | 部分否定 |
| never | 決して〜ない | 全否定 |
| none of 〜 | どれも〜ない | 全否定 |
not + 100%を表す語(always / all / necessarily)=部分否定。全否定と混ざったら、この表に戻って確認しましょう。
練習問題
次の日本語を英語に直しなさい。
お金持ちが必ずしも幸せだとは限らない。
解答例と解説を確認する
Rich people are not necessarily happy.
not necessarily =「必ずしも〜ない」。The rich(お金持ちの人々)を主語にしてもかまいません。
別解:The rich are not always happy.
別解:Not all rich people are happy.
