導入
名詞的用法の不定詞は、「〜すること」という意味で、文の中で名詞のように働きます。
名詞のように働くということは、主語・目的語・補語になれるということです。
この記事では、To study is important. / I want to study. / My dream is to study abroad. の違いを、文型の中で整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 不定詞をどう見るか
- 基本用法(名詞的用法の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
名詞的用法の中心は、to do 全体を1つの名詞のかたまりとして扱うことです。
to do は動詞の意味を持っていますが、文全体の中では主語 S、目的語 O、補語 C の位置に入ります。
| 位置 | 働き | 例 | 文型 |
|---|---|---|---|
| 主語 | 〜することは | To learn English is useful. | SVC |
| 目的語 | 〜することを | I want to learn English. | SVO |
| 補語 | 〜することだ | My goal is to learn English. | SVC |
| 仮主語構文 | it で主語を軽くする | It is useful to learn English. | SVC |
基本用法(名詞的用法の概要)
主語になる不定詞
不定詞句は主語になることができます。To read books broadens your mind. では、To read books 全体が主語です。
ただし、長い不定詞句を文頭に置くと重くなるため、実際には It is … to do の形で表すことが多いです。
目的語になる不定詞
want, hope, decide, plan, need, promise, agree などは、目的語として to do を取りやすい動詞です。
I decided to study harder. では、to study harder が decided の目的語です。
補語になる不定詞
be 動詞の後ろで、主語の内容を説明する不定詞は補語です。
My dream is to become a teacher. では、to become a teacher が My dream の中身を説明しています。
応用例と判別のコツ
目的語に to do を取る動詞を覚える
動詞によって、後ろに to do を取りやすいもの、doing を取りやすいもの、どちらも取れるものがあります。
decide, hope, want, wish, expect, plan, promise, refuse, fail は、後ろに to do を取る代表例です。
名詞的用法でも不定詞の中に目的語を取れる
to do 全体が名詞の働きをしていても、中の動詞は目的語を取れます。
I want to read this book. では、to read this book 全体が want の目的語で、this book は read の目的語です。
形式目的語 it と不定詞
find / think / make などでは、it を形式目的語にして、後ろの to do が本当の目的語になる形があります。
I found it difficult to solve the problem. では、it は形式目的語で、to solve the problem が本当の目的語です。
大学受験で問われる重要ポイント
- 名詞的用法は「〜すること」
- to do 全体が主語・目的語・補語になる
- 長い主語は It is … to do にしやすい
- want / hope / decide / plan / promise などは to do を目的語に取りやすい
- to do の中の動詞は目的語や補語を取れる
- find it … to do の it は形式目的語
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、to の後ろ、文中での働き、意味上の主語、主節との時間関係を自分で一度確認してみてください。
Q1. 名詞的用法は文中で何になる?
Q2. To read books is fun. の主語は?
Q3. I decided to leave. の to leave は何用法?
Q4. find it difficult to do の it は何?
まとめ
名詞的用法では、to do 全体が名詞のかたまりとして働きます。
主語・目的語・補語のどこに入っているかを見れば、名詞的用法かどうかを安定して判断できます。
この章の進行
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次は、不定詞の中でも 形容詞的用法 を整理します。