導入
can は「できる」と覚えるだけでは足りません。can は、能力・許可・依頼・可能性など、複数の意味を持つ助動詞です。
could は can の過去形ですが、過去の能力だけでなく、現在の丁寧な依頼や控えめな可能性にも使われます。
大学受験では、can と be able to の違い、could と was able to の違い、could have p.p. の意味がよく問われます。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 助動詞をどう見るか
- 基本用法(can / could の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
can の中心イメージは、内側に可能性があることです。人に能力がある、状況的に可能である、許可されている、そういう可能性がある、という意味に広がります。
could は can を一歩遠ざけた形です。過去の能力を表すだけでなく、丁寧さや控えめな推量を作ります。
| 用法 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 能力 | 〜できる | She can speak French. |
| 許可 | 〜してもよい | You can use my phone. |
| 依頼 | 〜してくれますか | Can you help me? |
| 可能性 | 〜することがありうる | Accidents can happen. |
| 過去の能力 | 〜できた | I could swim when I was five. |
| 丁寧な依頼 | 〜していただけますか | Could you open the door? |
基本用法(can / could の概要)
能力を表す can
can の基本用法は能力です。人や物が何かをする能力を持っていることを表します。
can の後ろは必ず動詞の原形です。She can speaks ではなく She can speak になります。
許可・依頼を表す can
Can I …? は「〜してもいいですか」という許可を求める表現です。Can you …? は「〜してくれますか」という依頼です。
Can は比較的直接的な言い方です。より丁寧にしたい場合は Could I …? / Could you …? を使います。
応用例と判別のコツ
can と be able to の違い
can は一般的な能力や可能性を表します。一方、be able to は「実際にできる・できた」という達成に近い意味で使われることがあります。
特に過去の一回限りの成功では could より was / were able to を使うのが基本です。
could は丁寧さを作る
Could you …? は、現在の依頼でも使います。この could は過去の意味ではなく、心理的距離を置いた丁寧表現です。
Could I …? も、Can I …? より控えめで丁寧な許可の求め方になります。
cannot は強い否定の推量にもなる
cannot は「できない」だけでなく、「〜のはずがない」という強い否定の推量を表します。
He cannot be serious. は「彼は本気になれるはずがない」ではなく、「彼が本気のはずがない」です。
could have p.p. は過去にできた可能性
could have p.p. は、「〜できたのに」「〜した可能性があった」という意味を表します。
文脈によって、実際にはしなかった後悔・非難にも、過去の可能性の推量にもなります。
大学受験で問われる重要ポイント
- can は能力・許可・依頼・可能性を表す
- Could you …? は現在の丁寧な依頼
- 過去の一回の達成は was / were able to が基本
- cannot be は「〜のはずがない」の意味になる
- could have p.p. は過去にできた可能性・後悔を表す
- be able to は他の助動詞や完了形と組み合わせやすい
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、助動詞の形・意味・文脈を自分で一度考えてみてください。
Q1. Can I …? と Can you …? の違いは?
Q2. 過去の一回の成功には could と was able to のどちら?
Q3. cannot be true の意味は?
まとめ
can は「能力」から出発し、許可・依頼・可能性へ広がります。could は過去の能力だけでなく、丁寧さや控えめな可能性も表します。
can / could は意味が広いため、後ろの動詞と文全体の状況を見て、能力なのか、許可なのか、依頼なのか、推量なのかを判断しましょう。
この章の進行
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