may / might

may / might
目次

導入

may は「〜かもしれない」と覚えることが多いですが、それだけでは不十分です。may には許可・推量・祈願・譲歩などの用法があります。

might は may の過去形ですが、現在の控えめな推量にもよく使われます。

might は may より可能性が低い、または話し手が断定を避けている感じを出します。

大学受験では、may well, may as well, might as well, may have p.p. などの重要表現も頻出です。

この記事のポイント(読了6分)
  • 許可を表す may
  • 推量を表す may / might
  • may well は「もっともだ・たぶん〜だ」
  • may as well / might as well は「〜したほうがよい」

基本

may の中心イメージは、許されていること、または可能性が開かれていることです。

can が能力や状況的可能性に近いのに対して、may は話し手が許可したり、起こる可能性を控えめに認めたりする感覚があります。

用法 意味
許可 〜してもよい You may leave now.
推量 〜かもしれない It may rain tonight.
控えめな推量 ひょっとすると〜かもしれない He might be right.
祈願 〜でありますように(あいさつ・スローガンで使う文語的な用法) May you be happy.
譲歩 たとえ〜でも Whatever he may say, I will go.

許可を表す may

may は、フォーマルな許可を表します。You may … は「〜してもよい」という意味です。

会話では can を使うことも多いですが、試験では may がより正式な許可として出ることがあります。

You may use this dictionary.
この辞書を使ってもよいです。
May I come in?
入ってもよろしいですか。

推量を表す may / might

may は「〜かもしれない」、might は「ひょっとすると〜かもしれない」という控えめな推量です。

might は現在のことにも使えます。It might rain. は「雨が降ったかもしれなかった」ではなく、現在から見た未来の弱い可能性を表せます。

He may know the answer.
彼は答えを知っているかもしれません。
She might come to the party.
彼女はひょっとするとパーティーに来るかもしれません。

判別のコツ

may well は「もっともだ・たぶん〜だ」

may well は、「〜するのももっともだ」「たぶん〜だろう」という意味です。well が may の可能性を強めます。

You may well be surprised. は「あなたが驚くのも無理はない」という意味になります。

You may well wonder why.
なぜかと不思議に思うのももっともです。
He may well be proud of his son.
彼が息子を誇りに思うのも当然です。

may as well / might as well は「〜したほうがよい」

may as well は、積極的な助言というより「他にもっとよい選択肢がないから、〜したほうがよい」という感じです。

might as well はさらに控えめで、「まあ〜してもよいだろう」という響きになります。

We may as well start now.
今始めたほうがよいでしょう。
You might as well tell the truth.
本当のことを言ったほうがよいでしょう。

may have p.p. は過去への推量

may have p.p. は「〜したかもしれない」という過去への推量です。might have p.p. はさらに控えめです。

He may have missed the bus. は、今の時点で過去の出来事を推量しています。

She may have forgotten the appointment.
彼女はその約束を忘れたのかもしれません。
He might have misunderstood my words.
彼は私の言葉を誤解したのかもしれません。

譲歩の may

whatever / however / whoever などと結びついて、「たとえ〜でも」という譲歩を表すことがあります。

Whatever he may say, I will not change my mind. は、彼が何を言っても決心を変えないという意味です。

Whatever may happen, I will support you.
何が起ころうとも、私はあなたを支えます。
However hard it may be, we must finish it.
どれほど難しくても、私たちはそれを終えなければなりません。

よくある間違い

間違い 1

誤りHe might be at home. を必ず過去と読む
正しくはHe might be at home. = 彼は家にいるかもしれない。
理由might は現在の控えめな推量にも使います。

間違い 2

誤りYou may well be tired. を「疲れてもよい」と読む
正しくはYou may well be tired. = 疲れているのももっともだ。
理由may well は許可ではなく、「〜するのももっともだ」という意味になることがあります。

間違い 3

誤りHe may went there.
正しくはHe may go there. / He may have gone there.
理由may の後ろは原形。過去の推量なら may have p.p. です。

まとめ

may / might は、許可と推量を中心に、祈願・譲歩・慣用表現へ広がります。

may well, may as well, may have p.p. は大学受験で特に狙われるので、直訳ではなく表現全体で意味を押さえましょう。


この章の進行

次は、助動詞の中でも must / have to を整理します。


関連する章

関連記事(実践編)

DAILY STUDY
この単元を毎日5問で復習

文法の知識を定着させるには、繰り返しが大切です。1回5問・約3分で、今日学んだ内容を確認できます。

ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

目次