進行形にできない動詞(状態動詞)

進行形にできない動詞(状態動詞)
目次

導入

I am knowing his name. は誤りで、正しくは I know his name. です。

英語の動詞には、動作を表す動詞(動作動詞)と、状態を表す動詞(状態動詞)があり、状態動詞は原則として進行形にできません。

この記事では、進行形にできない動詞の代表グループと、意味によって進行形の可否が変わる動詞を整理します。

この記事のポイント(読了7分)
  • 状態動詞は原則、進行形にしない
  • know / belong / resemble などが代表
  • have・think・see は意味で変わる
  • live などは進行形で「一時的」を表す

基本

進行形(be + -ing)は「動作が進行している途中」を表します。

そのため、「途中」という考え方ができない状態動詞は、進行形になじみません。

know(知っている)は始まりと終わりのある動作ではなく、ずっと続く状態だからです。

分類 代表的な動詞 注意
思考・感情 know / believe / like / love / want I know him well. × am knowing
所有・所属 have(持つ)/ belong / own This bag belongs to me. × is belonging
状態・性質 resemble / exist / remain / consist of She resembles her mother. × is resembling
知覚(自然に) see(見える)/ hear(聞こえる) I hear a strange noise. × am hearing

思考・感情の動詞

know / believe(思考・認識)や like / love / want(感情・願望)は、状態動詞の代表です。

「知っている」「好きだ」は続いている状態なので、進行形にしません。

I know the answer.
答えを知っている。
She likes classical music.
彼女はクラシック音楽が好きだ。
We want more time.
もっと時間が欲しい。

所有・所属・状態の動詞

have(持っている)/ belong to(〜に属する)/ own(所有する)/ resemble(似ている)なども状態動詞です。

「持っている」「似ている」は途中も終わりもない状態だからです。

He has two brothers.
彼には兄弟が2人いる。
This land belongs to the city.
この土地は市の所有だ。
The twins resemble each other.
その双子は互いに似ている。

知覚の see / hear

see(見える)や hear(聞こえる)は、意識せず自然に入ってくる知覚を表すときは状態動詞です。

意識して見る・聞くは look at / listen to を使い、こちらは進行形にできます。

I see a bird on the roof.
屋根に鳥が見える。
She is looking at the painting.
彼女はその絵を見ている。

判別のコツ

have は「持つ」なら不可、「食べる・過ごす」なら可

have は意味によって進行形の可否が変わる代表です。

「持っている」(状態)は進行形にできませんが、「食べる」「(時を)過ごす」(動作)なら進行形にできます。

We are having lunch now.
今、昼食を食べている。
They are having a good time.
彼らは楽しい時間を過ごしている。

think は「意見」なら不可、「考え中」なら可

think が「〜だと思う(意見を持っている)」の意味なら状態動詞で、進行形にしません。

「〜について考えている最中だ」という動作なら進行形にできます。

I think he is right.
彼は正しいと思う。
I am thinking about the plan.
その計画について考えているところだ。

see は「見える」なら不可、「会う予定」なら可

see も意味で可否が変わります。「見える」(自然な知覚)は状態動詞なので進行形にできません。

「(人に)会う」という動作の意味なら進行形にでき、近い予定を表せます。

I am seeing the dentist tomorrow.
明日、歯医者に行く(会う)予定だ。
I see what you mean.
言いたいことは分かる。

live・stay は進行形で「一時的」を表す

live は状態動詞寄りですが、進行形にすると「一時的に住んでいる」というニュアンスが出ます。

I live in Tokyo.(ずっと住んでいる)と I am living in Tokyo.(今は一時的に住んでいる)の違いです。

I am living with my aunt for now.
今のところ、おばの家に住んでいる。
He is staying at a hotel this week.
彼は今週ホテルに泊まっている。

よくある間違い

間違い 1

誤りI am knowing the answer.
正しくはI know the answer.
理由know は状態動詞なので進行形にできません。

間違い 2

誤りShe is resembling her mother.
正しくはShe resembles her mother.
理由resemble(似ている)は状態を表すため、進行形にしません。

間違い 3

誤りI am having a car.
正しくはI have a car.
理由have が「持っている」の意味のときは状態動詞です。「食べる」の意味なら am having にできます。

まとめ

状態動詞(know / belong / resemble / like など)は原則として進行形にできません。

have・think・see は意味によって可否が変わります。「途中と言えるか」を基準に、状態か動作かを見分けましょう。


この章の進行

この記事は「時制」の補強記事です。基本に迷ったら、章のまとめから復習してください。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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