【英文法 第12章】単数形・複数形|名詞の複数形と動詞の一致を整理する

目次

導入

英語の名詞は、単数形と複数形の区別が文全体に影響します。

a child と children、this book と these books、The student is と The students are のように、名詞の形が冠詞・指示語・動詞の形に関わります。

この記事では、複数形の作り方、不規則複数、単数・複数と動詞の一致、複数形だけで使いやすい名詞を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 名詞・代名詞・冠詞をどう見るか
  2. 基本用法(単数形・複数形の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語の感覚に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

単数・複数の中心は、名詞の数に合わせて周辺の語を調整することです。

book が books になれば、this は these になり、is は are になります。英語では、名詞の数が文法上かなりはっきり表れます。

ただし、news のように -s で終わっても単数扱いの不可算名詞や、glasses / scissors のように複数形で1つの道具を表す名詞もあります。

作り方・扱い 注意
普通の複数形 -s books / students 発音は /s/, /z/, /iz/
-es s, x, ch, sh, o など boxes / watches / tomatoes 語によって -s のみもある
子音字 + y y を i にして -es city – cities 母音字 + y は boys
f / fe ves になるものがある leaf – leaves belief – beliefs など例外あり
不規則複数 形が大きく変わる child – children / man – men 暗記が必要
単複同形 形が変わらない fish / sheep / deer 文脈と動詞で判断

基本用法(単数形・複数形の概要)

基本は -s / -es

多くの可算名詞は、複数形で -s をつけます。

s, x, ch, sh などで終わる語は -es をつけることが多いです。bus – buses, box – boxes, watch – watches のように、発音しやすくするためです。

I have three books.
book の複数形は books。
There are two boxes under the desk.
box の複数形は boxes。

y / f / fe の変化

子音字 + y で終わる名詞は、y を i に変えて -es をつけます。

city – cities, story – stories です。ただし boy – boys, key – keys のように、母音字 + y ではそのまま -s です。leaf – leaves, knife – knives のように f / fe が ves になる語もあります。

There are many cities in this country.
city の複数形は cities。
She bought two knives.
knife の複数形は knives。

不規則複数を覚える

child – children, man – men, woman – women, foot – feet, tooth – teeth, mouse – mice などは不規則変化です。

person の複数形は people が普通ですが、persons は非常に形式的な文脈で使われます。入試ではまず people を押さえます。

The children are playing in the park.
child の複数形は children。
My feet hurt after the long walk.
foot の複数形は feet。

応用例と判別のコツ

名詞の数と動詞を一致させる

主語が単数なら単数動詞、複数なら複数動詞を使います。

The student is here. ですが、The students are here. です。主語と動詞の間に前置詞句が挟まっても、動詞は主語の中心に合わせます。

The list of names is on the desk.
主語の中心は list なので is。
The names on the list are difficult to read.
主語の中心は names なので are。

-s で終わっても単数扱いの語

news, mathematics, physics, economics などは -s で終わりますが、単数扱いになることがあります。

The news is surprising. のように、形だけで複数と判断しないことが大切です。

The news was true.
news は単数扱い。
Physics is my favorite subject.
学問名として単数扱い。

複数形で使いやすい名詞

scissors, glasses, pants, clothes などは複数形で使いやすい名詞です。

a pair of scissors, two pairs of glasses のように、1つの道具や1組を数えるときは a pair of を使います。

These scissors are sharp.
scissors は複数扱い。
I bought a pair of glasses.
眼鏡1つなら a pair of glasses。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 可算名詞は単数形と複数形を区別する
  • 普通の複数形は -s / -es
  • 子音字 + y は y を i にして -es
  • child / foot / tooth / man / woman などは不規則複数
  • 主語の単数・複数に動詞を一致させる
  • 主語と動詞の間の前置詞句に惑わされない
  • news / mathematics は -s で終わっても単数扱いになりやすい
  • scissors / glasses は a pair of で数える

よくある間違い

間違い 1

誤りThe childrens are in the room.
正しくはThe children are in the room.
理由children がすでに複数形なので childrens にはしません。

間違い 2

誤りThe list of students are long.
正しくはThe list of students is long.
理由主語の中心は list なので is です。

間違い 3

誤りI bought a scissors.
正しくはI bought a pair of scissors.
理由scissors は複数形で使うので、1つなら a pair of scissors です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、名詞の数、代名詞の指示対象、冠詞の有無を自分で一度確認してみてください。

Q1. city の複数形は?
cities です。
Q2. child の複数形は?
children です。
Q3. The list of names の動詞は list と names のどちらに合わせる?
中心の list に合わせます。
Q4. scissors を1つと言うなら?
a pair of scissors です。
迷ったら:名詞は可算・不可算と単数・複数、代名詞は何を受けるか、冠詞は不特定・特定・一般論のどれかを最初に確認します。

まとめ

単数形・複数形は、名詞だけでなく、冠詞・指示語・動詞の一致にも関わります。

複数形の作り方、不規則複数、主語と動詞の一致、-s で終わる単数扱いの語をまとめて押さえましょう。


この章の進行

次は、名詞・代名詞・冠詞の中でも 名詞の所有格・of を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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