【英文法 第9章】関係代名詞 what|the thing that と考える名詞節

目次

導入

関係代名詞 what は、先行詞を含む関係代名詞です。

what I want は「私が欲しいもの」で、the thing that I want に近い意味です。

この記事では、what の基本、which との違い、what 節が文の中で主語・目的語・補語になる使い方を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 関係詞をどう見るか
  2. 基本用法(関係代名詞 what の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や先行詞だけに引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

what の中心は、the thing(s) which を1語で表すことです。

普通の関係代名詞は、先行詞 + 関係詞節の形を作ります。the book which I bought のように、先行詞 the book が別にあります。

一方、what I bought では、what の中に先行詞 the thing(s) が含まれています。そのため、what の前に先行詞を置きません。

意味 文中での働き
what S V S が V するもの・こと 名詞節 what I need
what is called A いわゆる A 慣用表現 what is called culture shock
what S is 現在の S 名詞節 what he is today
what S was 以前の S 名詞節 what he was ten years ago

基本用法(関係代名詞 what の概要)

what = the thing that / which

what は the thing that / the things that に近い意味を持ちます。

I do not understand what he said. は、I do not understand the thing that he said. と考えると分かりやすいです。

This is what I wanted.
これは私が欲しかったものです。
I cannot believe what you said.
あなたが言ったことを信じられません。

what 節は名詞節になる

what 節は、先行詞を含むため、文全体では名詞節として働きます。

What he said was true. では what he said 全体が主語です。I know what you mean. では what you mean 全体が know の目的語です。

What matters is honesty.
what matters が主語。
Tell me what happened.
what happened が tell me の内容。

what の前に先行詞を置かない

what は先行詞を含むため、the thing what のようにはしません。

「私が必要なもの」は what I need または the thing that / which I need です。the thing what I need は誤りです。

What I need is more time.
先行詞を含む what。
The thing that I need is more time.
先行詞 + that の形。

応用例と判別のコツ

what と which の違い

which は先行詞を別に必要とします。what は先行詞を含みます。

I read the book which you recommended. では先行詞 the book があります。I read what you recommended. では what 自体が「あなたが勧めたもの」を表します。

This is the song which I like.
先行詞 the song がある。
This is what I like.
what の中に「もの」が含まれる。

what is called

what is called は「いわゆる」という意味の重要表現です。

He is what is called a self-made man. は「彼はいわゆるたたき上げの人だ」という意味です。

This is what is called a social problem.
これはいわゆる社会問題です。
She experienced what is called culture shock.
彼女はいわゆるカルチャーショックを経験した。

what S is / what S was

what S is は「現在の S」、what S was は「以前の S」を表します。

Reading made him what he is today. は「読書が彼を今日の彼にした」という意味です。

Hard work made her what she is today.
努力が彼女を今の彼女にした。
He is not what he was ten years ago.
彼は10年前の彼ではない。

大学受験で問われる重要ポイント

  • what は先行詞を含む関係代名詞
  • what = the thing(s) that / which と考える
  • what 節は名詞節として働く
  • what の前に先行詞を置かない
  • which は先行詞を別に取る
  • what is called は「いわゆる」
  • what S is / was は現在・過去の S を表す

よくある間違い

間違い 1

誤りThis is the thing what I need.
正しくはThis is what I need. / This is the thing that I need.
理由what は先行詞を含むので the thing what にはしません。

間違い 2

誤りI do not know which he said.
正しくはI do not know what he said.
理由「彼が言ったこと」なら what が自然です。

間違い 3

誤りWhat I bought it was expensive.
正しくはWhat I bought was expensive.
理由what が bought の目的語なので it は不要です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、先行詞、関係詞節の欠け、関係詞の格、節全体の働きを自分で一度確認してみてください。

Q1. what は何を含む関係代名詞?
先行詞を含みます。the thing(s) that / which に近い意味です。
Q2. what 節は文中で何節として働く?
名詞節として働きます。
Q3. the thing what は正しい?
誤りです。what I need または the thing that / which I need にします。
Q4. what is called の意味は?
いわゆる、です。
迷ったら:先行詞を見つけ、関係詞節の中に主語・目的語・所有・副詞のどれが欠けているかを確認します。名詞が欠けていれば関係代名詞、副詞の働きが欠けていれば関係副詞です。

まとめ

関係代名詞 what は、先行詞を含む関係代名詞です。what I want は the thing that I want に近い意味を持ちます。

what 節は名詞節として、主語・目的語・補語になります。which との違い、what is called、what S is / was も合わせて押さえましょう。


この章の進行

次は、関係詞の中でも 関係副詞 を整理します。


ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

目次