導入
関係詞には、先行詞を限定する制限用法と、補足説明を加える非制限用法があります。
My brother who lives in Tokyo is a doctor. と My brother, who lives in Tokyo, is a doctor. では意味が変わります。
この記事では、カンマつき関係詞の読み方、訳し方、that を使えない点、which が前の文全体を受ける用法を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 関係詞をどう見るか
- 基本用法(非制限用法の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や先行詞だけに引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
非制限用法の中心は、先行詞を絞り込むのではなく、追加情報を添えることです。
My brother, who lives in Tokyo, is a doctor. は「私の兄は医者で、ちなみに東京に住んでいる」という補足です。
カンマがない制限用法は「どの人・どの物か」を限定します。カンマがある非制限用法は、すでに特定されている人や物に説明を足します。
| 用法 | 形 | 意味の中心 | 例 |
|---|---|---|---|
| 制限用法 | 先行詞 + 関係詞節 | 先行詞を限定する | Students who study hard pass. |
| 非制限用法 | 先行詞, 関係詞節, | 補足説明を加える | My father, who is a teacher, lives in Nara. |
| 非制限の which | 文, which … | 前の内容全体を受ける | He failed the test, which surprised me. |
| 不可 | カンマ + that | that は使わない | My father, that … は不可 |
基本用法(非制限用法の概要)
制限用法は先行詞を限定する
制限用法は、先行詞がどれなのかを絞り込む関係詞節です。
Students who study hard will pass the exam. は「一生懸命勉強する学生」が合格する、という意味で、学生全体の中から条件に合う人を限定しています。
非制限用法は補足説明を加える
非制限用法は、先行詞を絞り込むのではなく、すでに特定された先行詞に補足説明を加えます。
My father, who is a doctor, lives in Kyoto. は「私の父は京都に住んでいて、医者でもある」という追加情報です。
非制限用法では that を使わない
カンマを使う非制限用法では、関係代名詞 that は使いません。
My brother, that lives in Tokyo, is a student. は誤りです。who または which を使います。
応用例と判別のコツ
which は前の文全体を受けることがある
非制限用法の which は、直前の名詞だけでなく、前の節や文全体を受けることがあります。
He passed the exam, which made his parents happy. では、which は exam だけではなく「彼が試験に合格したこと」全体を受けています。
固有名詞は非制限用法になりやすい
固有名詞はすでに特定されているため、関係詞節で絞り込む必要がないことが多いです。
Kyoto, which attracts many tourists, has many temples. のように、都市名に補足説明を加える形になります。
訳し下げると読みやすい
非制限用法は、前から順に訳し下げると自然に読めることが多いです。
My brother, who lives in Tokyo, is a doctor. は「私の兄は東京に住んでいるのだが、医者です」のように、補足を挟んで読むと構造が見えます。
大学受験で問われる重要ポイント
- 制限用法は先行詞を限定する
- 非制限用法は補足説明を加える
- 非制限用法ではカンマを使う
- 非制限用法では that を使わない
- which は前の文全体を受けることがある
- 固有名詞は非制限用法になりやすい
- 非制限用法は前から訳し下げると読みやすい
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、先行詞、関係詞節の欠け、関係詞の格、節全体の働きを自分で一度確認してみてください。
Q1. 非制限用法の中心は限定?補足?
Q2. 非制限用法で that は使える?
Q3. which が前の文全体を受けることはある?
Q4. 制限用法と非制限用法を見分ける記号は?
まとめ
非制限用法は、先行詞を絞り込むのではなく補足説明を加える関係詞の使い方です。
カンマの有無で意味が変わります。非制限用法では that を使えないこと、which が前の文全体を受けることがあることを押さえましょう。
この章の進行
- ← 前の記事:前置詞 + 関係代名詞
- 英文法カテゴリに戻る
- 次の記事:関係代名詞 what →
次は、関係詞の中でも 関係代名詞 what を整理します。