未来表現の使い分け

未来表現の使い分け
目次

導入

英語には、専用の単純な未来時制があるわけではありません。未来の内容は、will, be going to, 現在進行形, 現在形などで表します。

そのため、「未来だから will」と考えると、入試問題では簡単に引っかかります。

未来表現は、話し手の意志なのか、根拠のある予測なのか、すでに決まった予定なのか、時刻表上の予定なのかで使い分けます。

この記事のポイント(読了6分)
  • will:その場の意志・予測
  • be going to:すでにある予定・兆候
  • 現在進行形:手配済みの予定
  • 現在形:時刻表・公式予定

基本

未来表現の中心は、未来の出来事をどのような根拠・意志・予定として述べているかです。

will はその場の意志や予測、be going to はすでにある予定や兆候、現在進行形は手配済みの近い予定、現在形は時刻表・公式予定に使われます。

表現 中心イメージ
will その場の意志・予測 I will help you.
be going to すでに決めている予定・兆候 It is going to rain.
現在進行形 手配済みの近い予定 I am meeting him tonight.
現在形 時刻表・公式予定 The train leaves at seven.
be about to まさに〜しようとしている The movie is about to start.

will:その場の意志・予測

will は、その場で決めた意志や、話し手の予測を表します。

電話が鳴って I will answer it. と言う場合、その場で「私が出ます」と決めているので will が自然です。

I will carry your bag.
私があなたのバッグを持ちます。申し出。
I think it will be sunny tomorrow.
明日は晴れると思います。予測。

be going to:すでにある予定・兆候

be going to は、話す前から決まっている予定や、現在の状況から見て起こりそうな未来を表します。

雲を見て It is going to rain. と言う場合、現在の兆候を根拠にしています。

We are going to visit Nara next week.
私たちは来週奈良を訪れる予定です。すでに決めている。
Look at the sky. It is going to rain.
空を見て。雨が降りそうです。兆候がある。

判別のコツ

現在進行形:手配済みの予定

現在進行形は、予定がすでに具体的に手配されているときに使います。会う約束、予約、旅行、移動などと相性がよいです。

be going to よりも、予定の具体性や準備済みの感じが強くなります。

I am having dinner with my teacher tonight.
私は今夜先生と夕食をとる予定です。
We are flying to Okinawa tomorrow.
私たちは明日沖縄へ飛行機で行きます。

現在形:時刻表・公式予定

列車・飛行機・授業・試合・式典など、公式スケジュールとして決まっているものは現在形で表せます。

個人の意志ではなく、予定表上の事実として述べているからです。

The plane arrives at 6:40.
飛行機は6時40分に到着します。
The next class begins at ten.
次の授業は10時に始まります。

よくある間違い

間違い 1

不自然Look at those clouds. It will rain. 兆候に基づく近い未来
正しくはLook at those clouds. It is going to rain.
理由will も予測に使えますが、目の前の兆候から判断する近い未来は be going to が自然です。

間違い 2

不自然I will meet Ken at six. すでに約束済みの予定
正しくはI am meeting Ken at six.
理由will も文脈次第で使えますが、手配済みの約束なら現在進行形が自然です。

間違い 3

不自然The train will leave at seven. 時刻表を述べる文
正しくはThe train leaves at seven.
理由will も予測としては使えますが、時刻表上の予定は現在形が基本です。

まとめ

未来表現は、未来の内容をどの視点から述べるかで形が変わります。

will, be going to, 現在進行形, 現在形の違いを、意志・兆候・手配・公式予定で整理しましょう。


この章の進行

次は、時制の中でも 未来進行形・未来完了 を整理します。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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