【英文法 第14章】so / neither / nor の倒置|「〜もそうだ」「〜もそうでない」を整理する

目次

導入

so / neither / nor の倒置は、前の文と同じ内容を受けて「〜もそうだ」「〜もそうでない」を表します。

Ken likes tennis. So do I. / Ken does not like tennis. Neither do I. のように使います。

この記事では、So do I、Neither do I、Nor do I、So I do の違い、助動詞の選び方を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 特殊構文をどう普通の形に戻すか
  2. 基本用法(so / neither / nor の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 語順・省略・否定範囲に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

so / neither / nor の倒置の中心は、前の文の動詞・助動詞に合わせて、同じ状態や動作を別の主語にも当てはめることです。

前の文が肯定なら So + 助動詞 + 主語、否定なら Neither / Nor + 助動詞 + 主語を使います。助動詞がなければ do / does / did を使います。

So do I. は「私もそうです」ですが、So I do. は「本当にそうだ」「確かにそうだ」という確認・同意の意味です。語順で意味が変わります。

前の文 続ける形 意味
肯定・一般動詞 So do / does / did + 主語 〜もそうだ Ken likes music. So do I.
肯定・be 動詞 So am / is / are + 主語 〜もそうだ She is tired. So am I.
肯定・助動詞 So can / will / have + 主語 〜もそうだ He can swim. So can I.
否定 Neither / Nor + 助動詞 + 主語 〜もそうでない Ken does not know the answer. Neither do I.
確認 So + 主語 + 助動詞 確かにそうだ You are right. So I am.

基本用法(so / neither / nor の概要)

肯定文を受ける So do I

前の文が肯定で、その内容が別の主語にも当てはまるとき、So + 助動詞 + 主語を使います。

Ken likes English. So do I. は「私も英語が好きです」です。like は一般動詞なので do を使います。

She plays the piano. So do I.
私もピアノを弾きます。
He is from Canada. So am I.
私もカナダ出身です。
They have finished the work. So have we.
私たちも終えました。

否定文を受ける Neither / Nor do I

前の文が否定で、その否定内容が別の主語にも当てはまるとき、Neither / Nor + 助動詞 + 主語を使います。

Ken does not like coffee. Neither do I. は「私もコーヒーが好きではありません」です。

She cannot swim. Neither can I.
私も泳げません。
He was not ready. Nor was I.
私も準備ができていませんでした。

助動詞を前の文に合わせる

so / neither の後ろの助動詞は、前の文の時制・助動詞に合わせます。

前の文に can があれば can、be 動詞があれば be、完了形なら have、一般動詞なら do / does / did を使います。

He can speak French. So can his sister.
can を使います。
She went to Kyoto. So did I.
過去の一般動詞 went なので did。
I am not hungry. Neither is Tom.
be 動詞 is を使います。

応用例と判別のコツ

So I do は確認・同意

So do I. と So I do. は語順が違い、意味も違います。

So do I. は「私もそうです」です。So I do. は「本当にそうだ」「確かに私はそうする」のように、前の発言を認める形です。

You like coffee. So I do.
確かに好きです。
Ken likes this song. So do I.
私もこの歌が好きです。

Me too / Me neither との違い

会話では Me too. / Me neither. もよく使われます。

文法問題では So do I. / Neither do I. の助動詞選択が問われやすいです。フォーマルな英作文では倒置の形を正確に使えるようにします。

Ken is hungry. Me too. / So am I.
私も空腹です。
Ken does not understand. Me neither. / Neither do I.
私も理解していません。

主語が変わることを確認する

So do I. の I は、前の文とは別の主語です。

Tom likes soccer. So does Ken. では Ken もサッカーが好きです。前の文の主語をそのまま繰り返すわけではありません。

Mary was late. So was Ken.
Ken も遅刻した。
My parents have visited Nara. So have I.
私も奈良を訪れたことがある。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 肯定文を受けるなら So + 助動詞 + 主語
  • 否定文を受けるなら Neither / Nor + 助動詞 + 主語
  • 一般動詞なら do / does / did を使う
  • be 動詞・助動詞・完了形は前の文に合わせる
  • So do I は私もそうです
  • So I do は確かにそうです
  • Me too / Me neither は会話でよく使う
  • 主語が別の人・ものに変わっているか確認する

よくある間違い

間違い 1

誤りKen likes soccer. So I do.
正しくはKen likes soccer. So do I.
理由私もそうですなら So do I です。So I do は確認です。

間違い 2

誤りShe is tired. So do I.
正しくはShe is tired. So am I.
理由be 動詞 is の文なので am を使います。

間違い 3

誤りHe did not go there. So did I.
正しくはHe did not go there. Neither did I.
理由否定文を受けるので Neither did I です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、普通の語順に戻す、挿入を外す、省略を補う、という手順を自分で一度試してみてください。

Q1. Ken can swim. に「私も」と続けるなら?
So can I. です。
Q2. Ken does not know. に「私も知らない」と続けるなら?
Neither do I. / Nor do I. です。
Q3. So do I と So I do の違いは?
前者は私もそうです、後者は確かにそうです。
Q4. She was absent. So ___ I. に入る語は?
was です。
迷ったら:倒置は普通語順へ、強調構文は It is / was と that を外す、省略は補う、挿入は外す、同格は前の名詞の内容説明として読む。この順で処理します。

まとめ

so / neither / nor の倒置は、前の文の内容を別の主語にも当てはめる構文です。

肯定なら So、否定なら Neither / Nor、助動詞は前の文に合わせる、という手順で処理します。


この章の進行

次は、特殊構文の中でも 強調構文 It is … that を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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