【英文法 第7章】後ろの形で意味が変わる動詞|remember・forget・try・stop・regret

目次

導入

不定詞と動名詞の違いで最も重要なのが、後ろの形によって意味が変わる動詞です。

remember to do と remember doing、stop to do と stop doing は、形が少し違うだけで意味が大きく変わります。

この記事では、remember / forget / regret / try / stop / mean / go on を中心に、大学受験で狙われる意味差を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 動名詞をどう見るか
  2. 基本用法(意味が変わる動詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

意味が変わる動詞では、to do はこれからすること、doing はすでにしたこと・実際の行為を表すことが多いです。

ただし stop to do の to do は目的を表す副詞的用法なので、stop doing と構造そのものが違います。

動詞 to do doing
remember 忘れずに〜する 〜したことを覚えている remember to call / remember calling
forget 〜するのを忘れる 〜したことを忘れる forget to lock / forget locking
regret 残念ながら〜する 〜したことを後悔する regret to say / regret saying
try 〜しようと努力する 試しに〜してみる try to open / try opening
stop 〜するために立ち止まる 〜するのをやめる stop to rest / stop smoking
mean 〜するつもりである 〜することを意味する mean to help / mean working late

基本用法(意味が変わる動詞の概要)

remember / forget

remember to do は「忘れずに〜する」、remember doing は「〜したことを覚えている」です。

forget to do は「〜するのを忘れる」、forget doing は「〜したことを忘れる」です。to do はこれからの行為、doing は過去の行為と考えると整理しやすくなります。

Remember to lock the door.
忘れずにドアに鍵をかけなさい。
I remember locking the door.
ドアに鍵をかけたことを覚えています。

try

try to do は「〜しようと努力する」、try doing は「試しに〜してみる」です。

I tried to open the window. は開けようと努力したという意味です。I tried opening the window. は、問題解決のために窓を開けてみたという意味です。

I tried to solve the problem.
その問題を解こうとした。
I tried restarting the computer.
試しにコンピューターを再起動してみた。

stop

stop doing は「〜するのをやめる」です。stop smoking は「喫煙をやめる」です。

stop to do は「〜するために立ち止まる」です。この to do は名詞的用法ではなく、目的を表す副詞的用法です。

He stopped smoking.
彼は喫煙をやめました。
He stopped to smoke.
彼はタバコを吸うために立ち止まりました。

応用例と判別のコツ

regret

regret doing は「〜したことを後悔する」です。すでにした行為に対する後悔なので doing を使います。

regret to do は、これから伝えることについて「残念ながら〜する」という意味で、regret to say / inform / tell などの形でよく使われます。

I regret saying that.
あんなことを言ったことを後悔しています。
I regret to say that we cannot accept your offer.
残念ながら、ご提案を受け入れられません。

mean / go on

mean to do は「〜するつもりである」、mean doing は「〜することを意味する」です。

go on doing は「同じことを続ける」、go on to do は「続いて別のことをする」です。長文では文脈判断が必要になります。

I did not mean to hurt you.
あなたを傷つけるつもりはありませんでした。
This job means working on weekends.
この仕事は週末に働くことを意味します。

時点を図式化して考える

remember / forget / regret では、to do が未来側、doing が過去側を表すと考えると整理しやすいです。

ただし try doing や stop to do のように、単純な過去・未来だけでは説明しきれないものもあります。最終的には例文ごと覚える必要があります。

Do not forget to send the email.
これから送ることを忘れない。
I will never forget meeting her.
彼女に会ったことを決して忘れない。

大学受験で問われる重要ポイント

  • remember to do は忘れずに〜する
  • remember doing は〜したことを覚えている
  • try to do は努力、try doing は試しにやる
  • stop doing はやめる、stop to do は〜するために立ち止まる
  • regret doing は後悔、regret to say は残念ながら言う
  • mean to do は意図、mean doing は意味する
  • go on doing と go on to do を区別する

よくある間違い

間違い 1

誤りI remember to meet him yesterday.
正しくはI remember meeting him yesterday.
理由昨日会ったことを覚えているなら doing です。

間違い 2

誤りHe stopped to smoke.
正しくはHe stopped smoking.
理由「喫煙をやめた」という意味なら stop doing です。stop to smoke は「吸うために立ち止まった」です。

間違い 3

誤りTry to restarting the computer.
正しくはTry restarting the computer.
理由試しに再起動するなら try doing です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、doing の働き、直前の動詞、前置詞、意味上の主語を自分で一度確認してみてください。

Q1. remember to call と remember calling の違いは?
前者は忘れずに電話する、後者は電話したことを覚えている、です。
Q2. stop to rest はどう訳す?
休むために立ち止まる、です。
Q3. try opening the door は努力?試し?
試しに開けてみる、です。
迷ったら:doing が名詞として働いているか、前置詞の後ろか、直前の動詞が doing を取るか、不定詞と意味が変わる動詞かを順に確認します。

まとめ

後ろの形で意味が変わる動詞は、動名詞単元の最重要ポイントです。

remember / forget / regret / try / stop / mean / go on は、例文ごと意味差を押さえましょう。


この章の進行

次は、動名詞の中でも 前置詞 + 動名詞 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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