【英文法 第3章】will / would の使い方|意志・予測・習慣・丁寧表現を整理する

目次

導入

will は未来を表す助動詞として学びますが、中心は単なる未来ではありません。will には意志・予測・習慣・強い傾向があります。

would は will の過去形ですが、過去の習慣、丁寧な依頼、仮定法、控えめな表現などに広がります。

大学受験では、would often, used to との違い、Would you …? の丁寧さ、would rather, would have p.p. などが頻出です。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 助動詞をどう見るか
  2. 基本用法(will / would の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

will の中心イメージは、話し手が未来に向けてそうなると見る、またはそうしようとする力です。

would は、その will を過去や心理的距離の方向へずらした形です。そのため、過去の習慣・丁寧表現・仮定法に使われます。

表現 中心イメージ
will 意志・予測 I will help you.
will 習慣・性質 Oil will float on water.
would 過去の習慣 He would often go fishing.
would 丁寧な依頼 Would you help me?
would 仮定法 I would go if I had time.
would have p.p. 過去の仮定 I would have gone if I had known.

基本用法(will / would の概要)

意志を表す will

will は、その場で決めた意志を表します。I will help you. は「手伝います」という話し手の意志です。

be going to が既にある予定・兆候に近いのに対して、will はその場の判断や意志に使いやすい表現です。

I will call you later.
あとで電話します。
Don't worry. I will help you.
心配しないで。手伝います。

予測を表す will

will は、話し手が未来について「そうなるだろう」と予測するときにも使います。

単なる未来ではなく、話し手の見込みや判断が入っていると考えると整理しやすいです。

It will rain tomorrow.
明日は雨が降るでしょう。
He will be here soon.
彼はまもなくここに来るでしょう。

応用例と判別のコツ

will は習慣・性質も表す

will は、人や物の習慣的傾向を表すことがあります。これは「どうしてもそうなる」という性質に近い用法です。

Oil will float on water. は、油が水に浮くという一般的性質を表します。

Accidents will happen.
事故は起こるものです。
Boys will be boys.
男の子は男の子らしいものです。

would は過去の習慣

would often do は、過去によくしていたことを表します。used to と似ていますが、would は過去の反復動作に使われやすく、過去の状態には使いにくいです。

I used to live in Kyoto. は自然ですが、I would live in Kyoto. は普通、過去の状態としては不自然です。

When I was a child, I would often visit my grandparents.
子どものころ、よく祖父母を訪ねたものです。
I used to live near the sea.
私は以前、海の近くに住んでいました。

Would you …? は丁寧な依頼

Would you …? は、現在の依頼を丁寧にする表現です。will の過去形だから過去の意味になるわけではありません。

Would you mind doing …? は「〜していただけませんか」という重要表現です。mind の後ろは動名詞です。

Would you close the window?
窓を閉めていただけますか。
Would you mind opening the door?
ドアを開けていただけませんか。

would は仮定法とつながる

would は、現実から距離を置いた仮定にも使います。If I had time, I would travel abroad. は、実際には時間がないという含みがあります。

would have p.p. は、過去に実現しなかった仮定の結果を表します。

If I were rich, I would buy a house.
もし裕福なら、家を買うでしょう。
If I had known the truth, I would have helped you.
もし真実を知っていたら、あなたを助けたでしょう。

大学受験で問われる重要ポイント

  • will は意志・予測・習慣的性質を表す
  • would は will の過去形だが、丁寧表現にも使う
  • would often は過去の反復動作
  • used to は過去の状態にも使える
  • Would you mind doing …? の後ろは動名詞
  • would は仮定法の結果節でよく使う

よくある間違い

間違い 1

誤りWould you mind to open the window?
正しくはWould you mind opening the window?
理由mind の後ろは動名詞です。

間違い 2

誤りI would live in Osaka when I was a child. 過去の状態
正しくはI used to live in Osaka when I was a child.
理由過去の状態には used to が自然です。

間違い 3

誤りIf I have time, I would go.
正しくはIf I had time, I would go.
理由would を使う仮定法では if 節を過去形にします。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、助動詞の形・意味・文脈を自分で一度考えてみてください。

Q1. will の中心は単なる未来?
単なる未来ではなく、意志・予測・傾向を表します。
Q2. would often と used to の違いは?
would often は過去の反復動作、used to は過去の習慣・状態に使えます。
Q3. Would you mind の後ろは?
動名詞です。Would you mind opening …? の形にします。
迷ったら:助動詞だけを一語一訳で決めず、後ろの形・文全体の意味・話し手の確信度を確認します。

まとめ

will / would は、未来・過去だけでなく、意志・予測・習慣・丁寧さ・仮定法へ広がります。

would を見たらすぐ過去と決めず、丁寧表現なのか、過去の習慣なのか、仮定法なのかを文全体で判断しましょう。


この章の進行

次は、助動詞の中でも shall / Let's / Why don't we? を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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