【英文法 第12章】不定代名詞|some・any・all・both・each・other・another を整理する

目次

導入

不定代名詞は、特定の人・物をはっきり指さずに表す代名詞です。

some, any, all, both, each, either, neither, other, another, one, none などが代表です。

この記事では、some / any / no / every の複合語、all / both / each、other / another、none の扱い、単数・複数の一致を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 名詞・代名詞・冠詞をどう見るか
  2. 基本用法(不定代名詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語の感覚に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

不定代名詞の中心は、数や範囲をぼかして人・物を表すことです。

someone は「誰か」、anything は「何か・何でも」、each は「それぞれ」、another は「もう1つの別のもの」を表します。

入試では、意味だけでなく、後ろの名詞が単数か複数か、動詞が単数か複数か、of の後ろに何が来るかが問われます。

中心の意味 扱い
some いくつか・いくらか 肯定文で多い some books / someone
any いくつか・何でも 疑問・否定・条件で多い any questions / anything
each それぞれ 単数扱い Each student has a desk.
both 両方 複数扱い Both are correct.
another もう1つの別の 単数可算名詞 another question
other 他の 複数名詞など other students / the other
none どれもない 単数・複数両方ありうる None of them were absent.

基本用法(不定代名詞の概要)

some / any / no / every の複合語

someone, anyone, no one, everyone、something, anything, nothing, everything などは、人や物を不特定に表します。

これらは基本的に単数扱いです。Everyone is here. のように is を使います。

Someone is waiting for you.
someone は単数扱い。
I do not know anything about it.
否定文で anything。
Everything was ready.
everything は単数扱い。

all / both / each

all は3つ以上の全体、both は2つの両方、each は1つ1つに注目します。

Both of the answers are correct. は2つの答えが両方正しいという意味です。Each answer is different. は1つ1つの答えに注目しています。

All of the students passed the exam.
学生全員。
Both of my parents work in Tokyo.
両親の両方。
Each of the rooms has a window.
each は単数扱い。

another / other / the other

another は「もう1つの別の」で、単数可算名詞の前に置きます。

other は「他の」、the other は2つのうち残り1つ、または特定された残りを表します。others は「他の人・もの」、the others は「残り全部」です。

Can I have another cup of tea?
もう1杯。
Some students like soccer, and others like tennis.
他の生徒たち。
I have two bags. One is black, and the other is blue.
2つのうち残り1つ。

応用例と判別のコツ

some と any の使い分け

some は肯定文でよく使い、any は疑問文・否定文・条件文でよく使います。

ただし、Would you like some tea? のように、相手が yes と答えることを期待する勧誘・依頼では疑問文でも some を使います。Any student can answer this question. の any は「どの学生でも」です。

I have some questions.
肯定文の some。
Do you have any questions?
疑問文の any。
If you need any help, call me.
条件文の any。
Would you like some coffee?
勧める表現なので some。

either / neither

either は2つのうちどちらか一方、neither は2つのうちどちらも〜ないを表します。

Either answer is acceptable. は「どちらの答えでも受け入れられる」です。Neither answer is correct. は「どちらの答えも正しくない」です。

You can take either road.
どちらの道でもよい。
Neither of the two plans was successful.
2つの計画のどちらも成功しなかった。

none と no one

none は人にも物にも使え、「どれもない」「誰もいない」を表します。

no one は人だけに使います。None of the money was left. のように不可算名詞を受けることもあります。None of the students were absent. のように複数扱いになることもあります。

No one knew the answer.
人について誰も〜ない。
None of the answers were correct.
答えのどれも正しくなかった。
None of the water was wasted.
水はまったく無駄にならなかった。

大学受験で問われる重要ポイント

  • someone / anyone / everyone などは基本的に単数扱い
  • some は肯定文、any は疑問・否定・条件で多い
  • 勧誘・依頼では疑問文でも some を使うことがある
  • all は3つ以上の全体、both は2つの両方
  • each / either / neither は単数扱いになりやすい
  • another は単数可算名詞と使う
  • the other は2つのうち残り1つ
  • none は人にも物にも使い、単数・複数扱いが文脈で変わる

よくある間違い

間違い 1

誤りEveryone are ready.
正しくはEveryone is ready.
理由everyone は単数扱いです。

間違い 2

誤りI have two pens. One is red, and another is blue.
正しくはI have two pens. One is red, and the other is blue.
理由2つのうち残り1つなら the other です。

間違い 3

誤りEach students has a desk.
正しくはEach student has a desk. / Each of the students has a desk.
理由each の後ろは単数名詞、または each of + 複数名詞です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、名詞の数、代名詞の指示対象、冠詞の有無を自分で一度確認してみてください。

Q1. everyone は単数扱い?複数扱い?
基本的に単数扱いです。
Q2. 2つのうち残り1つを表す語は?
the other です。
Q3. another の後ろに複数名詞は置ける?
普通は置けません。another question のように単数可算名詞です。
Q4. Would you like ___ tea? に入りやすいのは some と any のどちら?
some です。
迷ったら:名詞は可算・不可算と単数・複数、代名詞は何を受けるか、冠詞は不特定・特定・一般論のどれかを最初に確認します。

まとめ

不定代名詞は、人・物・範囲をぼかして表す語です。

some / any、all / both / each、another / other / the other、none の扱いを、意味と単数・複数の両方から整理しましょう。


この章の進行

次は、名詞・代名詞・冠詞の中でも 冠詞 a / an / the の基本 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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