導入
省略構文は、文脈から明らかな語を省いて、文を簡潔にする構文です。
If possible, …、When young, …、I like tea, and she coffee.、than expected など、読解で頻繁に出てきます。
この記事では、接続詞節での省略、共通部分の省略、比較での省略、会話での省略を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 特殊構文をどう普通の形に戻すか
- 基本用法(省略構文の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 語順・省略・否定範囲に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
省略構文の中心は、省かれた語を前後から補うことです。
If possible は If it is possible、When young は When he was young のように補えます。省略されるのは、主語 + be 動詞、同じ動詞句、目的語、助動詞などです。
省略を見抜くには、文として足りない部分を探し、前後の文脈と同じ内容を補います。
| 省略の種類 | 省略後 | 補う形 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 接続詞節 | If possible | If it is possible | もし可能なら |
| 接続詞節 | When young | When he was young | 若いとき |
| 共通動詞 | I like tea, and she coffee. | she likes coffee | 彼女はコーヒーが好き |
| 比較 | than expected | than it was expected | 予想されたより |
| 会話 | Want some coffee? | Do you want some coffee? | コーヒーはいかが |
基本用法(省略構文の概要)
接続詞 + 形容詞 / 分詞
when, while, if, though などの接続詞の後ろで、主語 + be 動詞が省略されることがあります。
If necessary, call me. は If it is necessary, call me. です。While reading, he took notes. は While he was reading, he took notes. と考えます。
共通部分の省略
前後で同じ語句が繰り返される場合、後ろで省略されることがあります。
I ordered fish, and my brother chicken. は my brother ordered chicken です。英語では繰り返しを避けるため、省略や代用がよく使われます。
比較での省略
比較では、前に出た内容と同じ部分が省略されることが多いです。
This problem is easier than I expected. は than I expected it to be のように補えます。than expected は than it was expected と考えられます。
応用例と判別のコツ
省略できる条件
接続詞節で主語 + be 動詞を省略するには、主節の主語と従属節の主語が同じ、または it is など一般的に補える形であることが多いです。
When young, I lived in Kyoto. は I was young と補えます。主語が一致しない省略は誤解を生みます。
if any / if ever
if any は「もしあるとしても」、if ever は「もしあるとしても・めったに〜ない」を表す挿入的な省略表現です。
There are few, if any, mistakes. は「誤りは、あるとしてもほとんどない」です。
会話の省略
会話では、主語や助動詞が省略されることがあります。
Want some coffee? は Do you want some coffee?、Coming? は Are you coming? の省略です。くだけた表現なので、フォーマルな英作文では完全な形を使うのが安全です。
大学受験で問われる重要ポイント
- 省略構文は前後から補って読む
- If possible は If it is possible
- When young は When S was young
- 接続詞節では主語 + be 動詞が省略されることがある
- 共通部分は後ろで省略されることがある
- 比較では前と同じ部分が省略されやすい
- if any / if ever は挿入的な省略表現
- 省略の主語が主節とずれていないか確認する
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、普通の語順に戻す、挿入を外す、省略を補う、という手順を自分で一度試してみてください。
Q1. If possible は何を補える?
Q2. When young のような省略でよく省かれるものは?
Q3. than expected はどう補える?
Q4. if any の意味は?
まとめ
省略構文は、文脈から明らかな語を省く構文です。
接続詞節、共通部分、比較、if any / if ever などを、何が省かれているかを補いながら読みましょう。
この章の進行
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次は、特殊構文の中でも 代用表現 を整理します。