「台風が地域を襲い、その結果多くの家が倒壊した」——2つの出来事を「そして、その結果」でつなぐとき、分詞構文が最短の道具になります。
基本の型は「主節の後ろに , doing を置くと『そして〜した』という結果」です。置く位置がすべてで、前に出すと意味が変わってしまいます。
この記事のポイント
- 主節 + , doing=そして〜した(結果)※同時の付帯状況にもなる
- 結果の分詞構文は必ず主節の後ろに置く
- 名詞でつなぐなら , resulting in + 名詞
問題
次の日本語を英語に直しなさい。
台風がその地域を襲い、その結果、多くの家が倒壊した。
まずは自分で書いてみてください。
解答例
The typhoon hit the area, destroying many houses.
destroying の意味上の主語は主節の主語(the typhoon)です。「そして多くの家を倒壊させた」と前から読み下します。
解説
この問題のポイントは、主節を先に書き、結果をカンマ + 分詞で後ろに添えることです。and it destroyed many houses と書いても正解ですが、分詞構文にすると引き締まります。
解答例の構造
- 主節 + , doing =「そして〜した」(結果)/「〜しながら」(同時の付帯状況)
- destroying の意味上の主語 = the typhoon(主節の主語)
- 時間の流れどおり、前から後ろへ読み下す
よくある間違い①:カンマで動詞を2つ並べる
× The typhoon hit the area, destroyed many houses.
カンマだけでは2つの動詞をつなげません。接続詞 and を入れるか、分詞構文にします。
○ The typhoon hit the area, destroying many houses.
よくある間違い②:結果の分詞を文頭に置く
△ Destroying many houses, the typhoon hit the area.
英文としては成立しますが、文頭の分詞構文は「〜しながら・〜したので」という付帯状況や理由に読まれ、「その結果」の意味にはなりません。「家を壊しながら台風が襲った」と時間の流れが乱れます。結果は主節の後ろに置きます。
○ The typhoon hit the area, destroying many houses.
「その結果〜」の表現一覧
| 表現 | 後ろに来るもの | 例 |
|---|---|---|
| 主節 + , doing | 動詞(分詞) | The car broke down, leaving us stranded. |
| 主節 + , resulting in + 名詞 | 名詞 | Sales fell, resulting in huge losses. |
| 主節 + , which + 動詞 | 動詞(which が前の文全体を受けて主語になる) | He was late, which made her angry. |
| 主節 + . As a result, S V | 独立した文 | Sales fell. As a result, the shop closed. |
動詞を続けるなら doing、名詞なら resulting in、前の文全体を受けるなら , which。新しい文で言い直すなら As a result を使います。いずれも主節の後ろに置くのが結果の合図です。
練習問題
次の日本語を英語に直しなさい。
その事故で道路が封鎖され、その結果、ひどい渋滞が起きた。
解答例と解説を確認する
The accident closed the road, resulting in a terrible traffic jam.
後ろが名詞(a terrible traffic jam)なので resulting in を使います。
別解:The accident closed the road, which caused a terrible traffic jam.
