【英文法 第13章】副詞の位置|頻度・様態・程度・文全体を修飾する副詞の置き方

目次

導入

副詞は位置が自由に見えますが、種類によって置き場所に傾向があります。

always は一般動詞の前、be 動詞の後ろ、carefully は動詞句の後ろ、very は形容詞の前、Fortunately は文頭に置かれやすいです。

この記事では、頻度副詞、様態副詞、程度副詞、文全体を修飾する副詞、only / even の位置を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 形容詞・副詞をどう見るか
  2. 基本用法(副詞の位置の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
  5. よくある間違い — 修飾先や語順に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

副詞の位置の中心は、修飾する語の近くに置くことです。

頻度副詞は動詞の種類によって位置が変わります。程度副詞は修飾する形容詞・副詞の直前に置かれます。様態副詞は、動詞の目的語があれば目的語の後ろに置くのが基本です。

副詞の位置が変わると意味が変わることもあります。特に only, even, just は、どの語を修飾しているかを慎重に見ます。

副詞の種類 基本位置 注意
頻度副詞 一般動詞の前 I usually get up early. always / often / never など
頻度副詞 be 動詞・助動詞の後ろ She is always kind. 助動詞の後ろに置く
様態副詞 動詞句の後ろ He opened the door slowly. 目的語の後ろ
程度副詞 形容詞・副詞の前 very careful / quite slowly enough は後ろ
文副詞 文頭・文中・文末 Fortunately, he was safe. カンマを伴いやすい

基本用法(副詞の位置の概要)

頻度副詞の位置

always, usually, often, sometimes, rarely, never などの頻度副詞は、一般動詞の前に置かれることが多いです。

be 動詞の文では be 動詞の後ろ、助動詞がある文では助動詞の後ろに置くのが基本です。

I usually walk to school.
一般動詞 walk の前。
She is always busy.
be 動詞 is の後ろ。
You should never give up.
助動詞 should の後ろ。

様態副詞は目的語の後ろ

carefully, slowly, clearly などの様態副詞は、動詞や動詞句の後ろに置かれます。

他動詞に目的語がある場合、動詞と目的語の間に入れないのが基本です。read carefully the letter ではなく read the letter carefully とします。

She read the letter carefully.
目的語 the letter の後ろ。
He spoke clearly.
目的語がないので動詞の後ろ。

程度副詞は修飾する語の前

very, quite, rather, extremely, almost などは、修飾する形容詞・副詞の前に置かれます。

very important, quite slowly, almost impossible のように、程度を加えたい語の直前に置きます。ただし enough は形容詞・副詞の後ろです。

This book is very useful.
very が useful の前。
He ran quite fast.
quite が fast の前。
She is old enough to drive.
enough は old の後ろ。

応用例と判別のコツ

文全体を修飾する副詞

fortunately, unfortunately, probably, clearly, generally などは、文全体を修飾します。

文頭に置かれることが多く、書き言葉ではカンマを伴います。文中や文末にも置けますが、文頭に置くと文全体への判断であることが分かりやすくなります。

Unfortunately, the meeting was canceled.
文全体への判断。
He will probably come tomorrow.
probably は助動詞 will の後ろ。

only / even / just の位置

only, even, just は、修飾する語の近くに置きます。

Only Tom solved the problem. は「トムだけが」、Tom solved only the first problem. は「最初の問題だけを」です。位置によって意味が変わります。

Only Mary knew the truth.
知っていた人が Mary だけ。
Mary knew only the truth.
知っていた内容が真実だけ。
Even Ken passed the exam.
ケンでさえ合格した。

否定副詞が文頭に出る倒置

never, rarely, seldom, hardly などの否定的な副詞が文頭に出ると、倒置が起こることがあります。

Never have I seen such a beautiful view. のように、助動詞 + 主語 + 動詞の語順になります。発展事項ですが、読解で見抜けるようにしておきます。

Never did I imagine that he would win.
Never が文頭に出て did I imagine。
Rarely have we seen such a case.
Rarely が文頭に出て have we seen。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 頻度副詞は一般動詞の前に置かれやすい
  • 頻度副詞は be 動詞・助動詞の後ろに置かれやすい
  • 様態副詞は動詞句の後ろ、目的語があれば目的語の後ろ
  • 程度副詞は修飾する形容詞・副詞の前
  • enough は形容詞・副詞の後ろ
  • 文副詞は文頭に置かれやすい
  • only / even / just は修飾先の近くに置く
  • 否定副詞の文頭倒置を読解で見抜く

よくある間違い

間違い 1

誤りShe read carefully the letter.
正しくはShe read the letter carefully.
理由目的語 the letter があるので、様態副詞 carefully は目的語の後ろに置くのが基本です。

間違い 2

誤りI never am late.
正しくはI am never late.
理由頻度副詞 never は be 動詞 am の後ろです。

間違い 3

誤りHe enough is tall to reach the shelf.
正しくはHe is tall enough to reach the shelf.
理由enough は形容詞 tall の後ろに置きます。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、形容詞なら名詞との関係、副詞なら修飾先と位置を自分で一度確認してみてください。

Q1. usually は一般動詞の前と後ろのどちら?
基本は一般動詞の前です。
Q2. always は be 動詞の前と後ろのどちら?
基本は be 動詞の後ろです。
Q3. 目的語があるとき様態副詞はどこに置く?
目的語の後ろです。
Q4. only は何の近くに置く?
修飾したい語の近くです。
迷ったら:形容詞は名詞・補語との関係、副詞は動詞・形容詞・副詞・文全体のどれを修飾しているかを最初に確認します。

まとめ

副詞の位置は、副詞の種類と修飾先で決まります。

頻度副詞、様態副詞、程度副詞、文副詞、only / even / just の位置を分けて整理しましょう。


この章の進行

次は、形容詞・副詞の中でも 頻度・程度を表す副詞 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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