【英文法 第12章】名詞の所有格・of|Tom’s・my father’s car・the door of the room

目次

導入

名詞の所有格は、「誰のものか」「何に属するか」を表す形です。

Tom's bag, my father's car, the students' classroom のように apostrophe + s、または apostrophe を使います。一方、the door of the room のように of で関係を表すこともあります。

この記事では、's の基本、複数名詞の所有格、of との使い分け、二重所有格を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 名詞・代名詞・冠詞をどう見るか
  2. 基本用法(名詞の所有格の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語の感覚に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

所有格の中心は、名詞同士の関係を表すことです。

人や生き物、時間、組織などには 's が使われやすく、無生物や部分関係では of が使われやすい傾向があります。ただし絶対的な規則ではなく、自然な結びつきで判断します。

大学受験では、apostrophe の位置、複数名詞の所有格、a friend of mine のような二重所有格がよく問われます。

意味 注意
単数名詞 + 's 1人・1つの所有 Tom's bike 発音上は /z/ などになる
複数名詞 + ' 複数の所有 the students' desks 複数形が -s で終わる場合
不規則複数 + 's 不規則複数の所有 children's toys children は -s で終わらない
of + 名詞 部分・所属・関係 the roof of the house 無生物でよく使う
二重所有格 所有者の中の1つ a friend of mine my friend との違いに注意

基本用法(名詞の所有格の概要)

's の基本

単数名詞の所有格は、名詞に 's をつけます。

Tom's bag は「トムのかばん」、my sister's room は「姉の部屋」です。人や動物など、所有者として捉えやすいものによく使います。

This is Mary's notebook.
Mary の所有格です。
My dog's name is Pochi.
dog に 's をつけています。

複数名詞の所有格

複数形が -s で終わる名詞は、apostrophe だけをつけます。

the students' classroom は「生徒たちの教室」です。一方、children, men, women など -s で終わらない不規則複数には 's をつけます。

The teachers' room is on the second floor.
teachers は -s で終わる複数形なので apostrophe だけ。
The children's books are colorful.
children は不規則複数なので children's。

of で関係を表す

of は、部分・所属・材料・内容など、名詞同士の関係を幅広く表します。

the top of the mountain, the door of the room, a member of the team のように、特に無生物や部分関係では of が自然です。

The color of the wall is white.
壁の色。
She is a member of the tennis club.
テニス部のメンバー。

応用例と判別のコツ

's と of の使い分け

's は、人・動物・組織・時間など、所有者として自然に感じられるものに使われやすいです。

of は、無生物の部分関係や説明関係でよく使われます。ただし today's newspaper, the company's policy のように、時間や組織では 's も自然です。

today's lesson
時間を表す today's。
the company's new policy
組織を所有者のように扱っています。
the legs of the table
無生物の部分なので of が自然。

共同所有と個別所有

Tom and Ken's room は、トムとケンが共有している1つの部屋を表します。

Tom's and Ken's rooms は、それぞれ別々の部屋を持っていることを表します。所有格の位置で意味が変わります。

This is Tom and Ken's project.
2人で共有しているプロジェクト。
Tom's and Ken's opinions are different.
それぞれの意見。

二重所有格

a friend of mine, a picture of my father's のように、of と所有格が一緒に使われる形を二重所有格と呼びます。

a friend of mine は「私の友人の1人」です。my friend は単に「私の友人」で、文脈によっては1人に特定される感じがあります。

A friend of mine lives in Canada.
私の友人の1人。
This is a picture of my father's.
父が所有している写真の1枚。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 単数名詞の所有格は 's
  • -s で終わる複数名詞の所有格は apostrophe だけ
  • children / men / women などの不規則複数は 's
  • of は部分・所属・関係を表す
  • 人・動物・時間・組織では 's が使われやすい
  • 無生物の部分関係では of が使われやすい
  • 共同所有と個別所有で apostrophe の位置が変わる
  • a friend of mine は二重所有格

よくある間違い

間違い 1

誤りThis is my fathers car.
正しくはThis is my father's car.
理由所有格には apostrophe が必要です。

間違い 2

誤りThe childrens toys are on the floor.
正しくはThe children's toys are on the floor.
理由children は不規則複数なので children's です。

間違い 3

誤りA my friend lives in Kyoto.
正しくはA friend of mine lives in Kyoto.
理由a と my を同じ名詞の前に並べません。二重所有格を使います。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、名詞の数、代名詞の指示対象、冠詞の有無を自分で一度確認してみてください。

Q1. the students の所有格は?
the students' です。
Q2. children の所有格は?
children's です。
Q3. a friend of mine はどういう意味?
私の友人の1人、です。
Q4. Tom and Ken's room は共有?別々?
共有している1つの部屋です。
迷ったら:名詞は可算・不可算と単数・複数、代名詞は何を受けるか、冠詞は不特定・特定・一般論のどれかを最初に確認します。

まとめ

所有格は、名詞同士の所有・所属・関係を表します。

's、複数名詞の apostrophe、of、二重所有格を区別すると、整序問題や英作文で安定します。


この章の進行

次は、名詞・代名詞・冠詞の中でも 人称代名詞 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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