後ろの形で意味が変わる動詞

後ろの形で意味が変わる動詞
目次

導入

不定詞と動名詞の違いで最も重要なのが、後ろの形によって意味が変わる動詞です。

remember to do と remember doing、stop to do と stop doing は、形が少し違うだけで意味が大きく変わります。

この記事では、remember / forget / regret / try / stop / mean / go on を中心に、大学受験で狙われる意味差を整理します。

この記事のポイント(読了6分)
  • remember / forget
  • try
  • stop
  • regret

基本

意味が変わる動詞では、to do はこれからすること、doing はすでにしたこと・実際の行為を表すことが多いです。

ただし stop to do の to do は目的を表す副詞的用法なので、stop doing と構造そのものが違います。

動詞 to do doing
remember 忘れずに〜する 〜したことを覚えている remember to call / remember calling
forget 〜するのを忘れる 〜したことを忘れる forget to lock / forget locking
regret 残念ながら〜する 〜したことを後悔する regret to say / regret saying
try 〜しようと努力する 試しに〜してみる try to open / try opening
stop 〜するために立ち止まる 〜するのをやめる stop to rest / stop smoking
mean 〜するつもりである 〜することを意味する mean to help / mean working late

remember / forget

remember to do は「忘れずに〜する」、remember doing は「〜したことを覚えている」です。

forget to do は「〜するのを忘れる」、forget doing は「〜したことを忘れる」です。

to do はこれからの行為、doing は過去の行為と考えると整理しやすくなります。

Remember to lock the door.
忘れずにドアに鍵をかけなさい。
I remember locking the door.
ドアに鍵をかけたことを覚えています。

try

try to do は「〜しようと努力する」、try doing は「試しに〜してみる」です。

I tried to open the window. は開けようと努力したという意味です。

I tried opening the window. は、問題解決のために窓を開けてみたという意味です。

I tried to solve the problem.
その問題を解こうとした。
I tried restarting the computer.
試しにコンピューターを再起動してみた。

stop

stop doing は「〜するのをやめる」です。stop smoking は「喫煙をやめる」です。

stop to do は「〜するために立ち止まる」です。この to do は名詞的用法ではなく、目的を表す副詞的用法です。

He stopped smoking.
彼は喫煙をやめました。
He stopped to smoke.
彼はタバコを吸うために立ち止まりました。

判別のコツ

regret

regret doing は「〜したことを後悔する」です。すでにした行為に対する後悔なので doing を使います。

regret to do は、これから伝えることについて「残念ながら〜する」という意味で、regret to say / inform / tell などの形でよく使われます。

I regret saying that.
あんなことを言ったことを後悔しています。
I regret to say that we cannot accept your offer.
残念ながら、ご提案を受け入れられません。

mean / go on

mean to do は「〜するつもりである」、mean doing は「〜することを意味する」です。

go on doing は「同じことを続ける」、go on to do は「続いて別のことをする」です。長文では文脈判断が必要になります。

I did not mean to hurt you.
あなたを傷つけるつもりはありませんでした。
This job means working on weekends.
この仕事は週末に働くことを意味します。

時間軸で整理して考える

remember / forget / regret では、to do が未来側、doing が過去側を表すと考えると整理しやすいです。

ただし try doing や stop to do のように、単純な過去・未来だけでは説明しきれないものもあります。最終的には例文ごと覚える必要があります。

Do not forget to send the email.
これから送ることを忘れない。
I will never forget meeting her.
彼女に会ったことを決して忘れない。

よくある間違い

間違い 1

誤りI remember to meet him yesterday.
正しくはI remember meeting him yesterday.
理由昨日会ったことを覚えているなら doing です。

間違い 2

誤り(「彼は喫煙をやめた」のつもりで)He stopped to smoke.
正しくはHe stopped smoking.
理由「喫煙をやめた」という意味なら stop doing です。stop to smoke は「吸うために立ち止まった」です。

間違い 3

誤りTry to restarting the computer.
正しくはTry restarting the computer.
理由試しに再起動するなら try doing です。

まとめ

後ろの形で意味が変わる動詞は、動名詞単元の最重要ポイントです。

remember / forget / regret / try / stop / mean / go on は、例文ごと意味差を押さえましょう。


この章の進行

次は、動名詞の中でも 前置詞 + 動名詞 を整理します。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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