不定詞の形容詞的用法

不定詞の形容詞的用法
目次

導入

形容詞的用法の不定詞は、直前の名詞を後ろから説明します。

a book to read は「読むための本」、something to drink は「飲むもの」のように、名詞 + to do のまとまりで考えます。

この記事では、名詞と不定詞の関係、前置詞を残す形、the first to do などの入試頻出パターンを整理します。

この記事のポイント(読了7分)
  • 名詞を後ろから説明する
  • 名詞と動詞の関係を見る
  • 前置詞を落とさない
  • something / anything / nothing + to do

基本

形容詞的用法の中心は、不定詞が名詞を後ろから修飾することです。

ただし、単に「〜するための」と訳すだけでは不十分で、直前の名詞が不定詞の主語になるのか、目的語になるのか、前置詞の目的語になるのかを確認します。

関係 注意点
名詞 + to do a book to read read a book 名詞が目的語
名詞 + to do the next train to arrive train arrives 名詞が主語
名詞 + to do + 前置詞 a house to live in live in a house 前置詞を落とさない
the first / last + to do the first person to arrive arrive する人 序数と相性がよい

名詞を後ろから説明する

形容詞的用法では、不定詞が直前の名詞を説明します。英語では1語の形容詞は名詞の前に置かれますが、不定詞句のような長い説明は名詞の後ろに置かれます。

I have many things to do. では、to do が things を説明し、「するべきことがたくさんある」という意味になります。

I have a lot of homework to do.
するべき宿題がたくさんあります。
She needs something to drink.
彼女は何か飲むものが必要です。

名詞と動詞の関係を見る

直前の名詞が、不定詞の中の動詞に対してどんな関係にあるかを確認します。

a book to read では book は read の目的語です。

一方、the next train to arrive では train が arrive する側、つまり意味上の主語です。

I bought a book to read on the train.
read a book の関係。
The next train to arrive is for Kyoto.
train arrives の関係。

前置詞を落とさない

名詞が不定詞内の前置詞の目的語になる場合、前置詞を最後に残します。

a house to live in は live in a house の関係です。

in を落として a house to live とすると不完全になります。

I need a chair to sit on.
sit on a chair の関係。
He has no friends to talk to.
talk to friends の関係。

判別のコツ

something / anything / nothing + to do

something, anything, nothing, much, little などは、不定詞で後ろから説明されることが多い語です。

I have nothing to say. は「言うことが何もない」という意味で、nothing が say の目的語になっています。

Do you have anything to eat?
何か食べるものはありますか。
There is nothing to worry about.
心配することは何もありません。

the first / the last / the only + to do

序数や only, last などの後ろでは、不定詞が名詞を説明する形がよく使われます。

He was the first student to finish the test. は、finish した最初の生徒という意味です。

She was the first person to arrive.
彼女が最初に到着した人でした。
He is the only member to know the truth.
彼だけが真実を知っているメンバーです。

抽象名詞 + to do

ability, chance, decision, effort, plan, promise, way, time などの抽象名詞も、不定詞で説明されやすい語です。

a chance to speak English は「英語を話す機会」、the way to solve the problem は「その問題を解く方法」です。

I had a chance to talk with her.
彼女と話す機会がありました。
This is the best way to solve the problem.
これがその問題を解く最善の方法です。

名詞との関係を一度英文に戻す

形容詞的用法で迷ったら、名詞 + to do を一度、普通の英文関係に戻します。

a book to read なら read a book、a chair to sit on なら sit on a chair です。

この戻し方を使うと、必要な前置詞を落とすミスを防げます。

特に live in, sit on, talk to, write with のような前置詞つきの関係は、整序問題で狙われます。

I need a pen to write with.
write with a pen の関係なので with を残す。
She found a room to study in.
study in a room の関係なので in を残す。

よくある間違い

間違い 1

誤りI need a house to live.
正しくはI need a house to live in.
理由live in a house の関係なので in が必要です。

間違い 2

誤りHe has no friends to talk.
正しくはHe has no friends to talk to.
理由talk to friends の関係なので to を残します。

間違い 3

誤りShe was the first arrive.
正しくはShe was the first to arrive.
理由the first の後ろで名詞を説明するには to arrive が必要です。

まとめ

形容詞的用法では、to do が名詞を後ろから説明します。

特に、前置詞を残す形と the first / the only + to do は、整序問題や空所補充で狙われやすいポイントです。


この章の進行

次は、不定詞の中でも 副詞的用法 を整理します。


関連する章

関連記事(実践編)

DAILY STUDY
この単元を毎日5問で復習

文法の知識を定着させるには、繰り返しが大切です。1回5問・約3分で、今日学んだ内容を確認できます。

ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

目次