SVO to do

SVO to do
目次

導入

SVO to do は、大学受験で非常によく問われる不定詞構文です。

I want you to help me. では、you が help する人で、to help me が you の動作を表します。

この記事では、want / tell / ask / advise / allow / expect など、目的語 + to do を取る動詞を整理します。

この記事のポイント(読了7分)
  • O が to do の意味上の主語になる
  • 依頼・命令・助言の動詞
  • 許可・期待・強制の動詞
  • 受動態では be told to do になる

基本

SVO to do の中心は、目的語 O が不定詞 to do の意味上の主語になることです。

I told him to wait. では、wait するのは I ではなく him です。この O と to do の関係をつかむことが重要です。

動詞 基本形 意味
want want O to do Oに〜してほしい I want you to stay.
tell tell O to do Oに〜するよう言う She told me to wait.
ask ask O to do Oに〜するよう頼む He asked us to help.
allow allow O to do Oが〜するのを許す They allowed him to enter.
expect expect O to do Oが〜すると予想する I expect her to win.
force force O to do Oに無理に〜させる They forced him to sign the document.

O が to do の意味上の主語になる

SVO to do では、目的語 O が to do の動作をする人になります。

I want him to study harder. では、study するのは him です。I が勉強するわけではありません。

I want you to listen carefully.
listen するのは you。
She asked me to open the window.
open するのは me。

依頼・命令・助言の動詞

tell, ask, advise, encourage, invite, remind, warn などは、O to do の形を取りやすい動詞です。

The teacher advised us to review the lesson. では、us が review する人です。

He told me to be quiet.
彼は私に静かにするよう言いました。
My parents encouraged me to try again.
両親は私にもう一度挑戦するよう励ましました。

許可・期待・強制の動詞

allow, permit, enable, expect, force, require, order なども O to do を取ります。

This pass allows you to enter the museum. は「このパスによって、あなたは博物館に入ることができる」という意味です。

The coach allowed us to take a break.
コーチは私たちが休憩することを許しました。
I expect him to arrive soon.
私は彼がすぐ到着すると予想しています。

判別のコツ

受動態では be told to do になる

SVO to do の文は、O を主語にして受動態にできます。その場合、to do は残ります。

They told him to wait. は He was told to wait. になります。

They asked me to join the team.
I was asked to join the team.
The police ordered them to leave.
They were ordered to leave.

suggest は SVO to do にしない

日本語の「私に〜するよう提案した」に引っ張られて suggest me to do としないように注意します。

suggest は suggest that S should do または suggest doing の形を取ります。

She suggested that I study abroad.
彼女は私が留学することを提案しました。
She suggested studying abroad.
留学することを提案しました。

want that S V ではなく want O to do

want は「Oに〜してほしい」という意味で want O to do を使います。

I want that you come early. ではなく、I want you to come early. が標準的です。

I want you to come with me.
私はあなたに一緒に来てほしい。
Do you want me to help you?
私に手伝ってほしいですか。

O と to do の主語関係を必ず確認する

SVO to do では、O が to do の意味上の主語です。

和訳では「SがOに〜するように…」となるため、to do の動作主を取り違えやすくなります。

整序問題では、動詞の直後に O を置き、その後ろに to do を置く語順を作ります。

否定なら O not to do、受動態なら O is told to do のように処理します。

The doctor advised him not to smoke.
smoke しないのは him。not to smoke の語順。
He was advised not to smoke.
受動態でも not to smoke は残る。

よくある間違い

間違い 1

誤りI want that you help me.
正しくはI want you to help me.
理由want は want O to do の形を取ります。

間違い 2

誤りShe suggested me to study abroad.
正しくはShe suggested that I study abroad.
理由suggest は suggest O to do にしません。

間違い 3

誤りHe was told wait here.
正しくはHe was told to wait here.
理由受動態になっても to do は必要です。

まとめ

SVO to do では、目的語 O が不定詞の意味上の主語になります。

動詞ごとに取れる形が決まっているため、want / tell / ask / allow / expect と suggest の違いを特に押さえましょう。


この章の進行

次は、不定詞の中でも 原形不定詞 を整理します。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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