【英文法 第6章】不定詞の副詞的用法|目的・原因・結果・判断の to do

目次

導入

副詞的用法の不定詞は、動詞・形容詞・文全体を説明します。

I went to the library to study. では、to study が「何のために行ったのか」を説明しています。

この記事では、目的・原因・結果・判断の根拠など、副詞的用法で特に問われやすい意味を整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 不定詞をどう見るか
  2. 基本用法(副詞的用法の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

副詞的用法の中心は、不定詞が文の動作や状態に説明を加えることです。

名詞的用法のように主語・目的語・補語になるのではなく、形容詞的用法のように特定の名詞だけを説明するのでもありません。

意味 訳し方 見るポイント
目的 I went there to see him. 彼に会うために 何のために
感情の原因 I am glad to hear that. それを聞いてうれしい 感情の理由
判断の根拠 He must be rich to buy such a car. 買うなんて裕福に違いない 判断の理由
結果 He grew up to be a doctor. 成長して医者になった その結果
条件 To hear him speak, you would think he is an expert. 話を聞けば 条件に近い意味

基本用法(副詞的用法の概要)

目的を表す to do

最も基本的な副詞的用法は目的です。「〜するために」と訳せます。

I got up early to catch the first train. では、早く起きた目的が to catch the first train で示されています。

I went to the library to study.
勉強するために図書館へ行きました。
She saved money to buy a new laptop.
新しいノートパソコンを買うためにお金を貯めました。

in order to / so as to

目的をはっきり表すときは in order to do や so as to do を使えます。どちらも「〜するために」という意味です。

否定の目的では in order not to do / so as not to do の語順にします。not の位置に注意します。

He spoke slowly in order to be understood.
理解してもらうためにゆっくり話しました。
She left early so as not to miss the train.
電車に乗り遅れないように早く出ました。

感情の原因を表す to do

glad, happy, sad, surprised, disappointed, sorry などの感情を表す形容詞の後ろでは、不定詞が感情の原因を表します。

I am glad to see you. は「会えてうれしい」という意味で、to see you が glad の理由です。

I am happy to hear the news.
その知らせを聞いてうれしい。
She was surprised to see me there.
そこに私がいて驚きました。

応用例と判別のコツ

判断の根拠を表す to do

must, cannot, should などの判断と結びついて、不定詞がその判断の根拠を表すことがあります。

He must be brave to say such a thing. は「そんなことを言うなんて、彼は勇敢に違いない」という意味です。

He must be careless to make the same mistake twice.
同じ間違いを二度するなんて不注意に違いない。
He must be brave to speak in front of so many people.
大勢の前で話すなんて勇敢に違いない。

結果を表す to do

不定詞は「その結果〜した」という意味を表すこともあります。特に grew up to be, lived to be, woke up to find などは入試でよく出ます。

He grew up to be a famous scientist. は、成長した結果、有名な科学者になったという意味です。

He grew up to be a famous writer.
成長して有名な作家になりました。
I woke up to find myself alone.
目を覚ますと一人だと分かりました。

副詞的用法と形容詞的用法を区別する

to do が名詞を説明しているなら形容詞的用法、動詞・形容詞・文全体を説明しているなら副詞的用法です。

I have a book to read. は book を説明するので形容詞的用法、I went to the library to read. は went の目的を説明するので副詞的用法です。

I have a book to read.
読む本。形容詞的用法。
I sat down to read a book.
本を読むために座った。副詞的用法。

目的・原因・結果を文脈で区別する

副詞的用法は意味の種類が多いため、to do の前後を見て判断します。動作の前に目的として置かれるなら目的、感情形容詞の後ろなら原因、動作の後に起きた流れを表すなら結果になりやすいです。

特に grew up to be, lived to be, woke up to find は結果用法としてまとまりで覚えます。目的の「〜するために」と訳すと不自然になるので注意します。

She went to Paris to study art.
行った目的が to study art。
She grew up to be an artist.
成長した結果、芸術家になった。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 副詞的用法は動詞・形容詞・文全体を説明する
  • 目的は「〜するために」
  • in order not to / so as not to の not の位置に注意
  • 感情形容詞の後ろでは原因を表すことが多い
  • must / cannot などの判断の根拠を表すことがある
  • grew up to be / woke up to find などの結果用法を覚える
  • 副詞的用法は、to do の前後から目的・原因・結果・判断の根拠を区別する

よくある間違い

間違い 1

誤りI went to the library study.
正しくはI went to the library to study.
理由目的を表す不定詞には to が必要です。

間違い 2

誤りShe left early in order not miss the train.
正しくはShe left early in order not to miss the train.
理由否定の目的でも to do の形を保ちます。

間違い 3

誤りI am glad meet you.
正しくはI am glad to meet you.
理由感情の原因を表す不定詞には to が必要です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、to の後ろ、文中での働き、意味上の主語、主節との時間関係を自分で一度確認してみてください。

Q1. 目的を表す不定詞はどう訳す?
「〜するために」と訳します。
Q2. in order の否定形は?
in order not to do です。
Q3. I am happy to hear that. の to hear は何を表す?
happy の原因です。
Q4. 形容詞的用法との違いは?
名詞を説明するか、動詞・形容詞・文全体を説明するかです。
Q5. grew up to be は目的と結果のどちらで読む?
結果です。成長した結果〜になった、という意味です。
迷ったら:to の後ろが原形かを確認し、名詞的・形容詞的・副詞的用法、意味上の主語、時間関係、前置詞の有無の順に見ます。

まとめ

副詞的用法では、不定詞が目的・原因・結果・判断の根拠などを表します。

何を説明しているのかを見れば、名詞的用法・形容詞的用法との区別が安定します。


この章の進行

次は、不定詞の中でも 意味上の主語と it 構文 を整理します。


ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

目次