導入
副詞的用法の不定詞は、動詞・形容詞・文全体を説明します。
I went to the library to study. では、to study が「何のために行ったのか」を説明しています。
この記事では、目的・原因・結果・判断の根拠など、副詞的用法で特に問われやすい意味を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 不定詞をどう見るか
- 基本用法(副詞的用法の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
副詞的用法の中心は、不定詞が文の動作や状態に説明を加えることです。
名詞的用法のように主語・目的語・補語になるのではなく、形容詞的用法のように特定の名詞だけを説明するのでもありません。
| 意味 | 例 | 訳し方 | 見るポイント |
|---|---|---|---|
| 目的 | I went there to see him. | 彼に会うために | 何のために |
| 感情の原因 | I am glad to hear that. | それを聞いてうれしい | 感情の理由 |
| 判断の根拠 | He must be rich to buy such a car. | 買うなんて裕福に違いない | 判断の理由 |
| 結果 | He grew up to be a doctor. | 成長して医者になった | その結果 |
| 条件 | To hear him speak, you would think he is an expert. | 話を聞けば | 条件に近い意味 |
基本用法(副詞的用法の概要)
目的を表す to do
最も基本的な副詞的用法は目的です。「〜するために」と訳せます。
I got up early to catch the first train. では、早く起きた目的が to catch the first train で示されています。
in order to / so as to
目的をはっきり表すときは in order to do や so as to do を使えます。どちらも「〜するために」という意味です。
否定の目的では in order not to do / so as not to do の語順にします。not の位置に注意します。
感情の原因を表す to do
glad, happy, sad, surprised, disappointed, sorry などの感情を表す形容詞の後ろでは、不定詞が感情の原因を表します。
I am glad to see you. は「会えてうれしい」という意味で、to see you が glad の理由です。
応用例と判別のコツ
判断の根拠を表す to do
must, cannot, should などの判断と結びついて、不定詞がその判断の根拠を表すことがあります。
He must be brave to say such a thing. は「そんなことを言うなんて、彼は勇敢に違いない」という意味です。
結果を表す to do
不定詞は「その結果〜した」という意味を表すこともあります。特に grew up to be, lived to be, woke up to find などは入試でよく出ます。
He grew up to be a famous scientist. は、成長した結果、有名な科学者になったという意味です。
副詞的用法と形容詞的用法を区別する
to do が名詞を説明しているなら形容詞的用法、動詞・形容詞・文全体を説明しているなら副詞的用法です。
I have a book to read. は book を説明するので形容詞的用法、I went to the library to read. は went の目的を説明するので副詞的用法です。
目的・原因・結果を文脈で区別する
副詞的用法は意味の種類が多いため、to do の前後を見て判断します。動作の前に目的として置かれるなら目的、感情形容詞の後ろなら原因、動作の後に起きた流れを表すなら結果になりやすいです。
特に grew up to be, lived to be, woke up to find は結果用法としてまとまりで覚えます。目的の「〜するために」と訳すと不自然になるので注意します。
大学受験で問われる重要ポイント
- 副詞的用法は動詞・形容詞・文全体を説明する
- 目的は「〜するために」
- in order not to / so as not to の not の位置に注意
- 感情形容詞の後ろでは原因を表すことが多い
- must / cannot などの判断の根拠を表すことがある
- grew up to be / woke up to find などの結果用法を覚える
- 副詞的用法は、to do の前後から目的・原因・結果・判断の根拠を区別する
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、to の後ろ、文中での働き、意味上の主語、主節との時間関係を自分で一度確認してみてください。
Q1. 目的を表す不定詞はどう訳す?
Q2. in order の否定形は?
Q3. I am happy to hear that. の to hear は何を表す?
Q4. 形容詞的用法との違いは?
Q5. grew up to be は目的と結果のどちらで読む?
まとめ
副詞的用法では、不定詞が目的・原因・結果・判断の根拠などを表します。
何を説明しているのかを見れば、名詞的用法・形容詞的用法との区別が安定します。
この章の進行
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次は、不定詞の中でも 意味上の主語と it 構文 を整理します。